アメリカへ帰る朝、土曜日。 徒歩約10分で中華街へと出かけました。
シドニー中華街の入口。土曜日なので人影もまばらです。
ここまで引っ張ったお楽しみは、中華の朝粥。
...というか、サンマテオでもそれなりには食べられるから、行けたら行こう、程度に考えてたんだけど。
外から見えるキッチンは調理の湯気に曇っています。
こういう状態って、なんかそそられるよね。小籠包屋の鼎泰豐もこんなだもんね。
8時になりました。別不同 Super Bowl 開店です。
さっそく店内へ押し入って、いちばん奥の方のふたりがけ席に陣取ります。
週末は客足が遅いのに、きちんと8時から営業してくれるのが有り難い。
で... 椅子が変わってるよ。昨年までは白いペナペナした椅子だったはずなのに。でも中華が選びそうな椅子のデザイン。これでピンク系の布張りだったなら、サンマテオにもいっぱい。(笑)
でも、安げなメラミンの卓上は特に変わった様子はありませんでした。
出されたお茶をいただきます...。
すぐ注いだら色も味もなく、少し待ったら安そうなプーアル茶方面の香りがしてきました。
さて、どうせ皮蛋痩肉粥なんだけど、いちおうメニューをながめて...
をを、豆漿=ソイミルク=豆乳?のメニューが増えてる。北方って書いてあるから北京方面の名物?
ホットかコールドの豆乳を朝いただくわけですね。う~ん、やっぱ朝粥にしとくわ。
で、また焼きそば追加してもDセット並みの80セントだけ追加で許してくれました。
B Set: Preserved Egg & Pork Congee, Steamed Rice Noodles, Deep Fried Bread Stick (AUD 7.00)
(plus Fried Noodles + AUD0.80) 皮蛋痩肉粥、腸粉、油條のセットに焼きそば追加で、こうなりました。
なんといっても、なぜかこれが幸せです。
朝から焼きそば。 モヤシや青葱がちょびっと入ってるだけのどうでもいいような風情に、かえってそそられます。味もそんなに悪くないんですよ。粥でダレてきた口腔に、ちょっと濃いめの味と「噛む」感触を取り戻させます。
しょっぱいだけではなく、甘辛もあります。
ゴマダレの腸粉。中身なーにも入ってないので、エビ入りやBBQポーク入りで老醤かけた状態とは別物。でもこのゴマダレがとても上手にできていて、これまたちがったムチムチフカフカした食感と胡麻のねっとり芳ばしい風味でアクセント。
お粥は、こんなにたっぷり。
正直いうと、値段だけならサンマテオのABC喫茶とか、Milbraeの100%Healthy Dessert のほうが安い。でも、ここんちのは塩加減、文字通りに絶妙の塩梅なのだ。そこに皮蛋と豚肉が入ってふくよかな味になってます。
具の入り加減は...
皮蛋がけっこう入ってる。またサンマテオABC喫茶と比べるけど、ABCよりも大きさは小さいけど、味が濃くて良質。
この粥に、油條をひたす、またはちぎってクルトンみたいに浮かべて一緒に食べるのだ。
お麩のようなもの? とかいうオトボケかますつもりはありません。w
開店直後に入ったおかげもあってか、揚げたてなので芳ばしく、粥の上でとってもいいアクセントです。
どうでもいいけど、いちおう寄っておくかな。くらいのつもりで訪ねましたが、ここは来て正解。
シドニー風カフェのあさごはんが2日連続した後でもあったし、とても癒された気分になれました。
シドニーの中華街で朝ご飯、あるいは深夜に軽いスナックを摂るなら、ここはオススメですよ。
ただし、店員は愛想が悪くて客あしらいがぞんざいです。中華では世界共通だと思うけどね。(笑)
Super Bowl Chinese Restaurant
41 Dixon St, Sydney NSW 2000, Australia
Tel. +61 2 9281 2462
Hours: everyday 8:00 am – 2:00 am
お食事終わって、CBDをぶらぶら歩いて宿へ戻る途中... ビルの谷間の空はうろこ雲。
シドニーは今日もまだいい天気です。ホント、我ながらお天気には恵まれるほうだと思います。
ホテルに戻ったら、もうパックしてある荷物をかかえてチェックアウト。CityRail に乗って空港へ向かいます...。
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SYD(19) - Super Bowl
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