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CH(10) - Rte. Zur Sonne (2)

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スイス名物のポテトパンケーキ、レシュティを食べにヴィンタートゥアの街にやってきています。

メインディッシュの到着待ち...。

そして、届きましたが... S.A.博士が独逸語で頼んでくれたから、先生のオーダーが何だか知らなかったので驚き。

鶏まるごと一羽のロースト... う~ん『スイスのチキンロッテサリ』は、ちょっと某さんを釣れそうかも。(笑)

でもこのトリ... ちっさ!! 最初、もしかしてウズラを頼んだかと思ったくらい、ちっさ!

サンマテオのファーマーズマーケットで売られているチキン・ロッテサリw の4分の1くらいの大きさしかありません...。サンマで売ってるのもスイス人の経営らしいから今度スイスの先生が来たら試させたいですが、ことローストチキンに関しては今のところ Gary Danko 氏もオススメなCOSTCOの激安ローストチキンにハマっているから無理かも。

ただし、体格は小柄でも調味はちゃんとしてるみたい。

なんか、パウダーっぽいのが振ってあるでしょ?

そして、このチキン(小)まるごとローストに添え物が出てきました...。

なるほど~。サイドがレシュティになってるわけです。このレシュティもやや小型で、バランスはよさそう。

僕はアメリカンに大柄でがっつり。

お気に入りの「ロックフォーチーズ入りレシュティ、洋梨載せ」に、白ソーセージ(ヴァイスヴルシュト)を追加して。

「せんせい... レシュティも充分に大きいけど、ソーセージをサイドに追加できると思う?」
「聞いてやろう。ヴァイスヴルシュトかブルートヴルシュト(Blutwurst:ブラッドソーセージ)のどっちだ?」
(軽く悩んで...)「白ソーセージにします。肉質のキメが細かいほうが好き♪」
「では、肉質のなめらかなヴァイスヴルシュトがあったらローストしてもらえばいいのぢゃな?」

オーダーを通すときに以上の会話を英語でこなしていたんですが、ウエイターのおぢさん、英語が抜群に堪能。(笑)

こんなに立派なソーセージをナイフでスイスイ切り分けて口に運びながら、パンケーキをサクサク。これは天国でした。さらに、今年のレシュティはロックフォーチーズがまばらに入っていて、チーズの風味と塩辛さが強い部分と何も入ってなくてうっすら甘さを感じる部分ができているのが、均質なのよりずっと楽しいし、飽きが来ない。完食できました♪

もうおなかいっぱいで、これでお会計を頼んだら・・・ 食いかけのパンの皿と、幼稚園児用の王冠を持ってきました。

これ... Dreikönigskuchen『東方の三博士のパン』って言うらしいです。大きなパンの周囲に7つのチビパンがくっついていて、そのうちみっつが「あたり」で、三博士のいずれかが入っているそうです...。なんだかフランスのガレット・デ・ロワ galette des rois と同じじゃん?・・・と思ったら、時期も一緒だから同起源の御祝いみたいです。

ひとつちぎり取ったら「割って中を確認して」っていうウエイトレスさんにせかされて・・・ 出てきた。当たった!

バルタザール、メルキオール、キャスパーのうち誰だか知らないけど... 入ってた。(汗)

S.A.博士はそのまんまで博士だから当たりだと思うけど... 博士のパンにも博士が入ってた。でも王冠は僕の頭に...。
     
「何かこう、ポーズをキメなさい」・・・って先生に言われて、即興でマリアさまのようなポーズをするばちあたり。w

ちなみに、三博士のパンは質素で少し高級なコッペパンみたいな味。上の砂糖まぶし部分だけつまみ食いしました。

そして... 当たりを引いた人には、10フランのお食事券をくれました。

ふたりで都合20フランぶんのバウチャーをもらったけど、次回訪ねることは無いと思います...。

もうここのレシュティは食べに来られないと思うと残念ですが、最後にいい思い出を残してくれました。ありがとう♪

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