カタルーニャ広場の地下にあるセルカニアス(近郊電車)のC1線に乗って小一時間。
また今年もやってきました、海辺の街サンポール San Pol de Mar。
この時は3月22日(土)なので、日本ではまだまだ藤の花がほころびる季節ではありませんが...
駅前の藤棚は満開、ゴージャスな姿を見せていました。
プラットホームからグルリと廻って、レストランの入口へ...。
サンパウ本店は東京店と違って、夏のピークシーズン以外はとても静かなたたずまいの街にあります。
入店するとRさんがいらっしゃり、さっそく席へと通していただけました。
店内も、こんな芥子色と白を基調とした明るい配色です。
いただいたのは、メサ・シエテ(7番テーブル)でした。ふたりで来た時のお気に入りです。
窓際にみっつしかないテーブルのまんなか。一等席をジジイふたりが占拠してしまい恐縮ですが。
テーブルから眺める初春の中庭。いちばん見慣れた光景です。
ただ、この日は時折日が差すものの薄曇り。曇った日にサンポール本店へ伺ったのはこれが初めてでした。
いつも凄い配色というか... センスの違いに少し驚かされる芥子色の壁。
ここでは画になってます。
お皿は東京店も共通で、観ていて安心。
これのプラチナ色バージョンはサン・セローニにある某Relais & Châteaux加盟3つ星でも採用中。w
この日は本店でもハウス・カヴァのCR20が在庫切れで、代わりの「かけつけイッパイ」をくださいました。
LLopart Integral Nature Brut, Penedès, Cataluña
マカベロとかチャレロというスペイン白葡萄品種に、シャルドネの酸味がしっかり入ったサッパリ感。なんだか今回の旅ではこのチャレロという白葡萄の品種によく当たるというか、思い出になりました。
毎度おなじみなカットですが... 3月下旬はまだスズカケの木も裸で、この写真を撮るにはいい時期です。
引き続き、S.A.博士はソムリエさんと相談してもう一杯アペリティフを...。
Bodegas Argüeso San León Reserva de Familia Manzanilla Sherry, Andalucia, Spain
あ~、典型的なドライシェリー。こういうのを食前に飲もう、という感覚には、まだついていけません。
そして「パン見せびらかしの儀」も、厳かに取り仕切られました。
本日のパンも見るからにサクサクカリカリ、中モチモチそうで上手に出来上がっております。
・・・と、この調子で今回のサンパウ本店記事は5回に別けて今週いっぱい引っ張るのだ。お付き合い夜露死苦。
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BCN(9) - Sant Pau (1)
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