Quantcast
Channel: vice versa
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1584

CdG(24) - Les Étoiles(1)

$
0
0

Sheraton Paris Airport Hotel & Conference Centre のダイニングルーム、Les Étoiles でお食事します。


8時の予約で入場しましたが... 予約いらなかったんぢゃね?というくらいにガラガラ...。壁の裏側にあるカジュアルの Les Saisons はけっこう混んでるから、こういうかしこまった店はいまどき流行らない模様。

でも、数年前も隣のカフェではなくここんちで食べたのを覚えています。
その時の記憶で、空港シェラトン併設のくせに、それほど酷くなかった。という印象が残っていました。

この絵皿が特徴的。Les Étoiles の名前にあわせて、星空の絵柄です。

注文は Prix-Fixe のムニュが数種類ございますので、そちらから選びましたのよ。(しまった、カヲル入ってる?)
Menu Gourmet / Gourmet Menu (Entrée, plat et dessert / Starter, main course and dessert) (56€)

予習してあったから、これとこれとこれ!ってすぐ注文して、予想通りに Excellent, sir. の歯の浮く返事が返って... さらに予想通りに、アペリティフとワイン、どうすんだよ?って聞かれました。でも会話は全部英語だから、楽だわ。(爆)

キール作って。ロワイヤルでなくて、普通のキール。さっきまでブルゴーニュにいたから♥...って注文。

そしたら、ぢゃあこのシャブリで作りましょう。あ、そうそう。クレム・ド・カシ crème de cassis に飽きたなら、フランボワーズがありますよ。と言われて、物珍しさで 「ラズベリー風味のキール」 とやらに、いってみます。


Kir framboise です。・・・勝手に、もっと赤いかと思った。でもラズベリーの香りがかなりしっかり。


一緒に出してくれたおつまみが面白かった。
これ、大豆とピスタチオをローストしてスモークフレーバーにしてあります。

う~ん、燻製香を別にしたら... なんだか節分みたいだな。と思っているうちにアミューズが届きました。

Amuse-bouches  解説がなかったけど、ポテトのムースにパイ添え、カイエン・ソルトとバルサミコで飾り付け。

パンの配給は、Maître D' さん自らがバスケットを持って来てくれました。
やたら写真撮りまくってるから、どんな客なのか見定めるつもりか?(爆)
こういう時はアメリカ人は嫌われるという先入観があって、日本の底抜け馬鹿な観光客のオヤジに徹しました。w

バスケットを見たら... どれでもおんなじぢゃん。

ところで、Maître D' さんのパンをつかむ道具&手元を見て。
こういうフォーク&スプーン使い、最近ついぞ見ません。なんか古式ゆかしくて伝統的で、感心しちゃいました。


これも皮がそこそこ美味しいバゲット風ですが、全粒粉でした。ここんちのバターは普通。...でも無塩。


パイ生地がとってもサクサクではかない。ポテトは泡立ててあって、パイに載せて食べると楽しい。
全体にとても Fragile で、口の中ですぐ溶けてなくなっちゃうような軽快なアミューズでした。

グラス一杯だけでいいんだけど、ワインをどうすっかソムリエさんと相談して、最近飲んでない奴にしました。

甘くてセメダインみたいな香りのする、貴腐ワイン。ソーテルヌ(米語だとソーターン)です。

ソーテルヌなんか頼んだ。ってことは... スタータが当然、性懲りもなくアレ。(笑)

Ballotin de Foie gras frais et confit de canard, tartare de mangue
Foie gras and duck confit terrine, mango tartar spread
フォアグラと鴨のコンフィが巻いてあるところに、マンゴーのタルタル、ブリオーシュのトースト添え。
これぢゃあソーテルヌ、やっぱり欲しくなるよね...。


奥の和菓子みたいなの(笑)が、フォアグラ。中心に鴨のコンフィ入り。マンゴーが予想以上にフォアグラにあってます。岩塩と粗挽き白胡椒をツンツンとフォアグラにくっつけてから舌へ乗せると、またいいアクセントで楽しかった。
ここんちも結構いいフォアグラ使ってるわ。ねっとり濃厚な味で、サクサクのブリオーシュに乗せると幸せでした。


普通のブリオーシュ・トーストだけではなく、マンゴーのタルタルが乗ったトーストもひとつ追加で付いてきました♪
このブリオーシュもサクサクに出来上がっていて美味しい。

なんだか・・・「たかが空港シェラトン」 の中で食事してるとは思えない質です。(笑)


こういうフォアグラで出てきたんだったら、ソーテルヌにはぴったりでしょ?
2007年ものだけど、もうこんなに焼けてきてるんですね。しかも、こんなにイッパイ注いでくれて、嬉しい。

フランボワーズ風味のキールにソーテルヌ。甘いワイン2種類を楽しみながら、メインコースとその後に続きます。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1584

Trending Articles