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ZRH(4) - Bad Zurzach

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到着して、ルネスタとディアゼパムの併用で強制的に最初の一泊をグッスリ寝て過ごして、朝8時すぎにお目覚め。
クスリで調整しているにもかかわらず、なぜか後を引かずに気持ちいいお目覚めなのがルネスタの特徴だと思います。


なんということでしょう。晴れてます。その後、僕の滞在中は昼間の数時間が晴れる好天に恵まれました。

そして、窓の外には・・・いつものパンダ・バードこと Elster (英名 Magpie :和名カササギ)が、いました。

4年前、この部屋に泊まっていたときにこいつが窓をコツコツとたたいてビックリして起こされた経緯があります。

以来、エルシュターはブルゴーニュへ行ってもシドニーでも出逢う、僕のトーテムです。

今回は近接撮影できなかったので、拡大してみるとこんな鳥。白黒でシャチかパンダっぽいうえ、尻尾が長くて可愛い♥

天候が良くなったので地元のパン屋まで出かけてプレッツェルを買ってきて、朝食・兼・昼食を作ってもらいました。

奥に見えているのが元祖プレッツェル。サンフランシスコみたいな恐るべきサワードーではありません。美味しいよ。
手前のスープは名前忘れたけど、レバーと挽肉をベースに作った肉団子のスープに、リンゴを入れてます。
じぶんちで収穫した林檎に、肉団子+タマネギなんかを組み合わせて簡単にスープ作っちゃう腕前に敬服いたしました。

ごはんが済んだところで、「今年は Swimwear を持ってきているぢゃろうな?」と聞かれ、「今年は新作よん♥」と返事。
相変わらず財布と同じデザインの Paul Smith ですが、水色灰色焦茶色のシマシマな地味でシックな水着なのだ。
そうそう。去年は先生がルフトハンザのファーストクラスでもらえる寝間着のズボンをチョキチョキしちゃったのでした。
(くどいけど、用意周到な俺様が忘れるはずがない。TSAチェックで Paul Smith のパンツ着服されたんだと思う。(怒))


ならば毎年恒例の温泉へ出かけよう、ということになり、雪道をぬるい温泉へ浸かりに向かいました・・・。

4年越しで、こんだけ雪深いスイスは初めてでしたが、かなり田舎道でも凍結防止処理がしてあるのでビックリです。
聞けば、塩化ナトリウム(食塩だね)か、臭化ナトリウムを散布して凍結防止処理をまめに行うらしいです。ここで博士が博士、先生が先生たる部分を出してきて「それらの散布による凍結防止効果の現象名を述べよ」と、問い詰められました。

日本語なら簡単に判る。いまどきは中坊でも知ってる。でも、「モル凝固点降下」って英語でなんて言うんだろう?(汗)

と思って、Molar frozen point down? (本当は Molar freezing point depression というらしい)と答えたらニヤリとされたので、どうやら満足いく回答をできたようです。こういう科学的会話が楽しめるのがお互いに尊敬できるところ?(笑)


で、温泉に着きました。プライバシーのため、中はお見せできません。温水プール、クアハウス状態だと思ってね。
なお、去年訪れた時の記事には、温泉の様子が2枚ほど撮影されています


入口には「飲む温泉」があるのも、ちょっと日本の温泉地と同じ温泉信仰があるのかな?と思わせて楽しいです。

さて、4時には日没近くになって外気温は氷点下。泉温は36℃。肩を水面から上げるとビックリするくらい寒い。
ヒトの顔というのは温度センサーになっているんですが、顔も冷えるから、顔にもお湯をパシパシしないと寒い。
さらに耳たぶが湯の外ではいちばん血行が悪い場所になるので、時々つままないと感覚がなくなってくるほど寒い。

そんな状況下に結局1時間半も浸かっていて、その後新設されたスチームバスで20分近く全身を温め直し、ご休憩。
スチームバスで流れてきた汗もひいて、シャワーでスッキリして着替えた後、ドイツ国境の街へ夕食に向かいました。


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