スイスの先生のお宅から隣町のバッセスドルフまでやってきて、イタリアンのディナーをいただいています。
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こんなデキャンタに入れてくれていました。タンニンが多いワインだから正解です。おかげでシルキーな風味に♪
メインディッシュが届く前に... をを、フィンガーボウルなんて久しぶりに見たかも?
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「先生... 日本では小学生の道徳の授業で必ず『客に恥をかかせないためにフィンガーボウルの水を飲んだ女王』の話を学ぶんですよ。そんで、ぼくが最初に通った方のT学園って大學はテーブルマナーを習うけど、同じテーブルでフィンガーボウルの水を飲んだ奴が出てしまったんです。そこで僕がテーブルの一同に「みなさま、K様おひとりが恥をおかきにならないように、皆でボウルの水をw」って号令を掛けて、みんなで飲んだの♪」(これガチな話。箱根富士屋ホテルの天覧席の隣で、テーブルの一同が揃ってフィンガーボウルの水を飲んだ... 結果的にKくんの恥に塩を擦り込んだw)
「儂はそんな話は聞いたことがない。英国の女王ではあるまい」
「そうかなぁ...。ビクトリア女王あたりがやりそうだけどなぁ」
悔しいから後で調べたら、やっぱりビクトリア女王がペルシアの王様を招いた時の話だった。共和制のスイスと違って天皇制の日本は、イギリスの女王とか英国のマナーや道徳観を受け入れ易い下地ができているかもね。
「でも、フィンガーボウルの水とナプキンで指が綺麗になりませんよ。おためごかしだよ」
「まあ、19世紀頃はこれでも充分に清潔になった範囲に受け入れてもらえたのぢゃろ」
食品の衛生面から考えると、タイムスリップはしたくないな...。
さて、メインディッシュが届きました。
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Risotto allo zafferano e gamberoni Safranrisotto mit Riesencrevetten サフランと大海老のリゾット
この海老はなかなか立派。
これに殻がついてて、クリームソースがかかってるからフィンガーボウルが必要なのかも。
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で、この晩は「半分食べたところでお皿を交換♪」をやらかしましたが、サフランの効き具合が絶妙でリゾットの炒め炊き加減も凄い上手。先生が感激して「今回の食べ歩きではいちばん上手に出来上がったリゾットぢゃ」と絶賛していました。それと、ここに使ってあるチーズが凄く気に入ったみたいです。
僕の最初の皿は... メニューからは読み取れなかった、富津海岸海苔養殖の敵が満載なパスタ。
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Tagliolini agli scampi Hausegemachte Tagliolini mit Scampi (Langustinen) 海老入りの自家製タリアテッレ
ドイツ語なんか出来なくても Hausegemachte とはコンテキストと字面から、ホームメイドって意味が判ります。
ムール貝だらけ... このへんは先生用に残して半分食べた。
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半分食べ終える前から、先生がこの黒紫色の貝に手を伸ばしては嬉しそうにヒョイパク食べてました...。
「貝は片付けてやるから、貴様は海老やその他のシーフードを退治しなさい」
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そう言われて、海老とパスタをやや多めにやっつけました。
パスタは注文時に「アルデンテ、ペルファボーレ」って口を出したら微笑まれて、ちゃんとコシのある茹で加減でした♪
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・・・しかし、見よこのアンバランスなムール貝の分量を。お皿を交換したら先生は大喜びだったから、いいけど。
大ぶりな海老、イギリス英語だとプローン prawn と呼ぶほうの海老は、こうやって「ひらき」になってます。
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「これは『バタフライ・シュリンプ』と呼ぶのぢゃぞ」「アメリカでもそう呼ぶから、知ってるもーん」
でもまた悪口言われそうだから、アメリカではこの形でパン粉をつけてエビフリャーにするのは明かしませんでした。
半分食べてお皿を交換。
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リゾットは確かに上手。サフランの香りがほのかに感じられるし食べ続けても嫌味にならない。チーズもいい風味。
で... このリゾットに入っているチーズが気に入っちゃったS.A.博士、ウエイターさんに頼んでチーズプレートを所望。
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リゾットに使っていたチーズと、パルメジャーノ・レッジャーノの2種類。レッドカラント(赤スグリ)添えで。
僕はデザート数種類の中から、定番中の定番をチェック。
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ティラミスです。
なんてことない、レディフィンガーにエスプレッソを吸わせた普通にティラミスですけど... チーズが新鮮!
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マスカルポーネがすごく新鮮で、クレムフレーシュに似たような濃厚な風味があって美味しい。これは当たりです。
お引っ越しのお手伝いということで御馳走になりっぱなしだったけど、今夜は僕が。
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新しくなったパラジウムでお支払い。全体が金属でもICチップの読み取りには全く問題ありませんでした。この時は1ドルが1フランちょうどくらいだし、このカードでのお会計は為替レートが有利なので凄くお得感ありました。
シーフード系のイタリアンと濃厚な赤ワインで、満腹&ほろ酔い気分で帰宅して、またゆっくり就寝しました...。

こんなデキャンタに入れてくれていました。タンニンが多いワインだから正解です。おかげでシルキーな風味に♪
メインディッシュが届く前に... をを、フィンガーボウルなんて久しぶりに見たかも?

「先生... 日本では小学生の道徳の授業で必ず『客に恥をかかせないためにフィンガーボウルの水を飲んだ女王』の話を学ぶんですよ。そんで、ぼくが最初に通った方のT学園って大學はテーブルマナーを習うけど、同じテーブルでフィンガーボウルの水を飲んだ奴が出てしまったんです。そこで僕がテーブルの一同に「みなさま、K様おひとりが恥をおかきにならないように、皆でボウルの水をw」って号令を掛けて、みんなで飲んだの♪」(これガチな話。箱根富士屋ホテルの天覧席の隣で、テーブルの一同が揃ってフィンガーボウルの水を飲んだ... 結果的にKくんの恥に塩を擦り込んだw)
「儂はそんな話は聞いたことがない。英国の女王ではあるまい」
「そうかなぁ...。ビクトリア女王あたりがやりそうだけどなぁ」
悔しいから後で調べたら、やっぱりビクトリア女王がペルシアの王様を招いた時の話だった。共和制のスイスと違って天皇制の日本は、イギリスの女王とか英国のマナーや道徳観を受け入れ易い下地ができているかもね。
「でも、フィンガーボウルの水とナプキンで指が綺麗になりませんよ。おためごかしだよ」
「まあ、19世紀頃はこれでも充分に清潔になった範囲に受け入れてもらえたのぢゃろ」
食品の衛生面から考えると、タイムスリップはしたくないな...。
さて、メインディッシュが届きました。

Risotto allo zafferano e gamberoni Safranrisotto mit Riesencrevetten サフランと大海老のリゾット
この海老はなかなか立派。
これに殻がついてて、クリームソースがかかってるからフィンガーボウルが必要なのかも。

で、この晩は「半分食べたところでお皿を交換♪」をやらかしましたが、サフランの効き具合が絶妙でリゾットの炒め炊き加減も凄い上手。先生が感激して「今回の食べ歩きではいちばん上手に出来上がったリゾットぢゃ」と絶賛していました。それと、ここに使ってあるチーズが凄く気に入ったみたいです。
僕の最初の皿は... メニューからは読み取れなかった、富津海岸海苔養殖の敵が満載なパスタ。

Tagliolini agli scampi Hausegemachte Tagliolini mit Scampi (Langustinen) 海老入りの自家製タリアテッレ
ドイツ語なんか出来なくても Hausegemachte とはコンテキストと字面から、ホームメイドって意味が判ります。
ムール貝だらけ... このへんは先生用に残して半分食べた。

半分食べ終える前から、先生がこの黒紫色の貝に手を伸ばしては嬉しそうにヒョイパク食べてました...。
「貝は片付けてやるから、貴様は海老やその他のシーフードを退治しなさい」

そう言われて、海老とパスタをやや多めにやっつけました。
パスタは注文時に「アルデンテ、ペルファボーレ」って口を出したら微笑まれて、ちゃんとコシのある茹で加減でした♪

・・・しかし、見よこのアンバランスなムール貝の分量を。お皿を交換したら先生は大喜びだったから、いいけど。
大ぶりな海老、イギリス英語だとプローン prawn と呼ぶほうの海老は、こうやって「ひらき」になってます。

「これは『バタフライ・シュリンプ』と呼ぶのぢゃぞ」「アメリカでもそう呼ぶから、知ってるもーん」
でもまた悪口言われそうだから、アメリカではこの形でパン粉をつけてエビフリャーにするのは明かしませんでした。
半分食べてお皿を交換。

リゾットは確かに上手。サフランの香りがほのかに感じられるし食べ続けても嫌味にならない。チーズもいい風味。
で... このリゾットに入っているチーズが気に入っちゃったS.A.博士、ウエイターさんに頼んでチーズプレートを所望。

リゾットに使っていたチーズと、パルメジャーノ・レッジャーノの2種類。レッドカラント(赤スグリ)添えで。
僕はデザート数種類の中から、定番中の定番をチェック。

ティラミスです。
なんてことない、レディフィンガーにエスプレッソを吸わせた普通にティラミスですけど... チーズが新鮮!

マスカルポーネがすごく新鮮で、クレムフレーシュに似たような濃厚な風味があって美味しい。これは当たりです。
お引っ越しのお手伝いということで御馳走になりっぱなしだったけど、今夜は僕が。

新しくなったパラジウムでお支払い。全体が金属でもICチップの読み取りには全く問題ありませんでした。この時は1ドルが1フランちょうどくらいだし、このカードでのお会計は為替レートが有利なので凄くお得感ありました。
シーフード系のイタリアンと濃厚な赤ワインで、満腹&ほろ酔い気分で帰宅して、またゆっくり就寝しました...。
