午後の早い時間に積雪したものの、日が暮れてからは気温が上がってきて雨になりました...。
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雨降りの中、やってきたのはバッセスドルフの街のイタリアン。あのモンテ・エ・マーレの数軒隣です...。
今まで2~3回飛び込みで入ろうとしたら満席で行き逃していた店でした。この晩は平日でガラガラ。
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僕たちの他にはビジネス客らしきおじさん2名。先生が「食事の席で大声で仕事の話を...」と、ウザがっていました。
あと、ウエイターのおっさんがなんとな~く冷ややかな感じ。隣のイタリアンが明るいだけに好対照でした。
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先生も同じ事を考えていたようで「なんでだが判らんが、あのウエイターは儂を嫌いな気がするのぢゃ」だって。(笑)
でもさすがに聞こえると悪いから「僕も僕も!同じ雰囲気を感じました!!」とは言いにくかったですが...。
ここの天井はLEDかファイバーグラスか判別し難いけど、こんな星空みたいなポチポチの灯りが埋めてありました...。
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「先生...これ、チューザッハ温泉のスチームルームと同じ」「そうか?儂はそんな細かいところは覚えておらん」
スイスの先生、歳の割には記憶がいいけど... 選択的記憶になっているもようです。
ここんちのテーブルセッティングはクラシカルです。
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照明もキャンドルライトでお食事するような、落ち着いた明るさ。
食前酒は、グラス売りでワインを。イタリアンなピノ・グリージョをもらいました。
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中庸であっさりしてるけど、果実味もエグ味も弱くて喉ごしが良かった。よく冷えていたせいかもしれません。
パンは黒パン。(写真はここらへんから色温度を補正して、食材の色再現に対して補正をかけ始めています)
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ハイヂが白いパンに憧れたのとは反対で、僕は幼少時、こういう黒いパンに憧れていました。
・・・だって、血馬の田舎町にはヤマザキの食パンくらいしか売ってないんだもん。給食はコッペパンだし。(笑)
オーダーを決めて、先生がイタリア語ほとんど、ちょっと独逸語混ぜてオーダーを通して。届いたのが、これ。
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Antipasto di polpo Tintenfisch-Vorspeise タコの前菜です。スペイン語でプルポ Pulpo だから、これは判った♪
一切れもらったけど、すごーく柔らかい。
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「なぜこの蛸がこんなに柔らかいか、知っておるか?」
「あ、実はこのあいだNHKの番組で見たの。シェフのおばさんが磯で岩に100回以上たたきつけていたよ」
「・・・。最近は機械で叩くのぢゃが...。まあ、そういうことぢゃ」
「日本では歯ごたえを珍重するから、そのままスライスするよ。新鮮なら茹でずに生でも食べるよ」
「・・・やはりニッポンへの旅は遠慮しておこう。貴様は絶対にこっそり鯨を食わせようとするぢゃろうし」
う~ん、さすがに付き合いが長くなると読みが深いな。(笑)
で、僕は大好きなポルチーノ茸(英語的には『ポルチーニ菌』と読めるのが怖いけど)のスープです♪
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Crema di funghi porcini Steinpilzecremesuppe ポルチーニ茸のクリームスープ
独逸語部分はみんな繋がってる。この文法のおかげで解読しようという気合いがヘナヘナに失せていく変な言語。
この茸のスープは香りもいいし体が温まるし、正解でした。あえて僕好みにするなら、サワークリームをひと匙浮かべて欲しかった・・・というのをスイスの先生に伝えたら、スイス人ならホイップクリームを浮かべるそうです。なんと甘くしていないホイップが、あのシューってやる缶に入って売っていると聞いて我が耳を疑いました。そしたら、この翌日に先生の息子さんちでホームパーティをやったのに参加したら、まぢでパンプキンスープに缶詰シューのホイップ(無糖)を絞ってました。お國変われば品変わる、を文字通りに行っていて久しぶりにスイスでカルチャーショックでした。
ワインは赤で。近所のイタリアンで頼んで気に入っちゃったらしい、ネロ・ダヴォラ Nero D'Avola 品種を注文。
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これですが... 同じ葡萄品種なのにタンニンがしっかり濃厚で強い。なんとなーくサンジョヴェーゼ・グロッソ種の葡萄に似たような、かすかな生臭さもある。開いてきたらまろやかで僕には美味しいけど、先生は気にくわないみたいで残念でした。それでも、これもアパッシメントかかったかのような濃厚さがたいへんに魅力でした。
この先、メインコースからは、また明日♪

雨降りの中、やってきたのはバッセスドルフの街のイタリアン。あのモンテ・エ・マーレの数軒隣です...。
今まで2~3回飛び込みで入ろうとしたら満席で行き逃していた店でした。この晩は平日でガラガラ。

僕たちの他にはビジネス客らしきおじさん2名。先生が「食事の席で大声で仕事の話を...」と、ウザがっていました。
あと、ウエイターのおっさんがなんとな~く冷ややかな感じ。隣のイタリアンが明るいだけに好対照でした。

先生も同じ事を考えていたようで「なんでだが判らんが、あのウエイターは儂を嫌いな気がするのぢゃ」だって。(笑)
でもさすがに聞こえると悪いから「僕も僕も!同じ雰囲気を感じました!!」とは言いにくかったですが...。
ここの天井はLEDかファイバーグラスか判別し難いけど、こんな星空みたいなポチポチの灯りが埋めてありました...。

「先生...これ、チューザッハ温泉のスチームルームと同じ」「そうか?儂はそんな細かいところは覚えておらん」
スイスの先生、歳の割には記憶がいいけど... 選択的記憶になっているもようです。
ここんちのテーブルセッティングはクラシカルです。

照明もキャンドルライトでお食事するような、落ち着いた明るさ。
食前酒は、グラス売りでワインを。イタリアンなピノ・グリージョをもらいました。

中庸であっさりしてるけど、果実味もエグ味も弱くて喉ごしが良かった。よく冷えていたせいかもしれません。
パンは黒パン。(写真はここらへんから色温度を補正して、食材の色再現に対して補正をかけ始めています)

ハイヂが白いパンに憧れたのとは反対で、僕は幼少時、こういう黒いパンに憧れていました。
・・・だって、血馬の田舎町にはヤマザキの食パンくらいしか売ってないんだもん。給食はコッペパンだし。(笑)
オーダーを決めて、先生がイタリア語ほとんど、ちょっと独逸語混ぜてオーダーを通して。届いたのが、これ。

Antipasto di polpo Tintenfisch-Vorspeise タコの前菜です。スペイン語でプルポ Pulpo だから、これは判った♪
一切れもらったけど、すごーく柔らかい。

「なぜこの蛸がこんなに柔らかいか、知っておるか?」
「あ、実はこのあいだNHKの番組で見たの。シェフのおばさんが磯で岩に100回以上たたきつけていたよ」
「・・・。最近は機械で叩くのぢゃが...。まあ、そういうことぢゃ」
「日本では歯ごたえを珍重するから、そのままスライスするよ。新鮮なら茹でずに生でも食べるよ」
「・・・やはりニッポンへの旅は遠慮しておこう。貴様は絶対にこっそり鯨を食わせようとするぢゃろうし」
う~ん、さすがに付き合いが長くなると読みが深いな。(笑)
で、僕は大好きなポルチーノ茸(英語的には『ポルチーニ菌』と読めるのが怖いけど)のスープです♪

Crema di funghi porcini Steinpilzecremesuppe ポルチーニ茸のクリームスープ
独逸語部分はみんな繋がってる。この文法のおかげで解読しようという気合いがヘナヘナに失せていく変な言語。
この茸のスープは香りもいいし体が温まるし、正解でした。あえて僕好みにするなら、サワークリームをひと匙浮かべて欲しかった・・・というのをスイスの先生に伝えたら、スイス人ならホイップクリームを浮かべるそうです。なんと甘くしていないホイップが、あのシューってやる缶に入って売っていると聞いて我が耳を疑いました。そしたら、この翌日に先生の息子さんちでホームパーティをやったのに参加したら、まぢでパンプキンスープに缶詰シューのホイップ(無糖)を絞ってました。お國変われば品変わる、を文字通りに行っていて久しぶりにスイスでカルチャーショックでした。
ワインは赤で。近所のイタリアンで頼んで気に入っちゃったらしい、ネロ・ダヴォラ Nero D'Avola 品種を注文。

これですが... 同じ葡萄品種なのにタンニンがしっかり濃厚で強い。なんとなーくサンジョヴェーゼ・グロッソ種の葡萄に似たような、かすかな生臭さもある。開いてきたらまろやかで僕には美味しいけど、先生は気にくわないみたいで残念でした。それでも、これもアパッシメントかかったかのような濃厚さがたいへんに魅力でした。
この先、メインコースからは、また明日♪
