Quantcast
Channel: vice versa
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1584

[2010-Oct.] Maple Syrup in Vermont

$
0
0

 ※ ネタが切れそうですので、2010年10月に米国東海岸へ家人と旅した記録を連載しています ※
 ※ ライカ以前のCCD受光素子の松下で撮影しているため、特に低照度下での画質が最悪です ※

家人と一緒にドライブしてきたのは、バーモント州の山の中。掘っ立て小屋は... セルフの販売所。

今回借りた車はインフィニティFX。日産のレクサスRXみたいなクルマですが、ドタ靴みたいな外観でエンジン音が凄くうるさい。でもレクサスRXもバイブリッドのきんさんが静かなだけで、普通のRX350は同じくらいうるさい。古い靴みたいな車体にスポーツカーみたいなエンジンですが、路面凍結時には少し安心だし、慣れたサイズのインテリアだし。

この掘っ立て小屋の建っている丘の下には、メープルシロップ工場があります。

山が紅葉で映えていますが、こんなのどかな環境で最上級(だそうだ。現地の人にこの工場が最高と聞いてやってきた)のメープルシロップを生産しているわけです。実際、ここんちで買ったメープルシロップは恐ろしく上等でした。カレー粉屋と西城秀樹のせいで、日本でバーモントというとリンゴとハチミツだと思われるようですが、高品位なメープルシロップの本家本元です。カナダのメープルシロップよりも上質だとされています。

しかし... この無人の販売所は凄いと思いました。荒んだ米国の都会からやってくると、ありえないような販売形式。

ここに並んでいる製品から好きなのを自分で選んで、料金表を見て対価を貯金箱というか手提げ金庫へ入れていきます。性善説に基づいたような昔ながらの販売方法に、万引き&ホールドアップ野郎だらけの都会から来た我々は心が洗われるような思いでした。しかもここんちのメープルシロップはレアな AA クラスまであります。面白いのでAAも買ってみたけど... 繊細すぎてつまんない。むしろ僕には色が濃くて廃蜜みたいな風味が乗ってくるBクラスのメープルシロップのほうが濃厚で、パンケーキなんかには嬉しい。

いっぱい買い込もうね♪ってふたりで欲張りましたが... 重い。結局この旅行で遭う予定の親族や友人へのお土産にする以外のシロップは、自宅へ通販処理で配送してもらうことにしました・・・ が、家人が一箱その場で開けて食べ始めるし。

これ、ピュア・メープル・キャンディだって。メープルシロップから再結晶したショ糖を、そのままキャンディ仕立てに。食べてみると少し湿気のあるヘナヘナぎみな角砂糖をかじったみたい。強いメープルシロップの香りが口中に広がる...。をを、これは良い土産になる。と、このメープルキャンディも、ものごっつい量を自宅へ送ってもらうように手配。

買い物を終えて、紅葉狩り気分で渓流沿いの道をドライブ♪

景色がみごとです。加州では綺麗な紅葉に出逢えないので、この時期の東海岸は最高です。

そして宿へ向かいますが... 途中に見かけた田舎町の教会がこんなにいい感じ。

屋根の傾斜が冬に雪深いであろう事を物語っていますが、こういうピルグリムっぽい東海岸の景色って好きです。

そして、山の中に入っていくと... 今宵の宿に到着いたしました。

なんだか掘っ立て小屋に毛が生えたみたいな民宿だと? こう見えても、これで Relais & Châteaux 加盟の宿なのだ。

ということで、明日・明後日はこのルレ加盟店なお宿の内容をご紹介。・・・ほとんど覚えてないけど。(苦笑)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1584

Trending Articles