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Le Pelican (1)

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今年も J.P. Morgan Chase のコンシェルジェに頼んで予約を入れてもらった、ル・ペリカンにやってきました。

ああ、テントにフレンチビストロって自分で書いてあって説明する必要がないのが簡単。(笑)
でも、黒板メニューとか植木の雰囲気とかがいかにもフランスの街角にあるビストロっぽい雰囲気で上手です。

入口すぐの内装は、こんな感じ。

なんか... 席が全部くっつけてある。

反対側のテーブルも全部くっつけてある。これはランチタイムに団体さんがパーティやらかすわけなのか?

・・・と、写真撮ってたらサービスパーソンのジル君が登場。「今日はパーティーが入ってて。もしも、うるさかったらごめんなさい」って言われちゃいました。「天気が良ければパティオ席をお願いしていたから、大丈夫♪」って返事。

で、こっちがコンシェルジェ経由で「天気が良ければこっち希望」にしておいた、パティオです。

お天気が一日ズレていたらここには座れなかったでしょうが、今日はもう乾いてきて全然だいじょぶ。
・・・なんか、茶色い毛皮の生物が ヘッヘッヘ... って歩き回ってるけど、それもフランスのビストロっぽいかも。

座って、水は炭酸水でって頼んだら若干微炭酸ぎみのミネラル Badoit の緑ラベルが出てきて。

テーブルトップはこんな感じ。もらった席も一緒だったので、去年とほぼおんなじです。ここ、撮影し易くて好き

「アペリティフは... ベリーニでしたっけ?」ってジルくん、凄く覚えがいいけど... 今回はクレム・ド・カシ投入で。

キール・ロワイヤルをいただきました。フレンチの純正シャンパーニュでも造れますって言われたけど、お値段が4倍になって、どのみち風味はカシスにやられちまうので、オーストラリアの泡で造ってもらいました。豪州の量産泡だから「Jacob's Creek の Brut を使うの?」って聞いたら、苦笑いしながら、似たような物だとのこと。

カシスの香りを嗅いでいたら... ふんふん、ふんふん。・・・って、をれの鼻音じゃないぞ。

さっきの茶色い生物が「なんか、わてにも食えるもん、あんじょう もらまへんか?」って、おねだりに来ました。(汗)

で... 袖にスリスリしてくるんです。かわいいんですが、をれの服はネコ臭いはずなのでドキドキしてました。

Hey! Paxi!! Don't do that!! ・・・と、茶色の生物を追い払おうとするジルくん...。

・・・ぱち?

「すいません。そいつ、オーナーのイヌで『パチ』ピー・アイ(エイ(笑))・エックス・アイってスペルの名前なんです。」
「そのスペルだと、たぶんバスク語でね?」
「え!?バスク地方もご存じなんですか??」
「ビルバオとかドノスティア(サンセバスチャン)の、スペイン側だけど...」
「うちのオーナーはフランス側のバスク出身なんですよ。きっと喜ぶから伝えておきます♪」

忠犬パチ公(爆)のおかけで、ますます常連ぶるきっかけが出来ました。ありがとう、茶色い狗。
「あ、でも... 何か与えないでくださいね。クセになって他のお客さんにも強請り始めるから。」
・・・残念だったな、茶色い狗。

そもそも、この時点ではテーブルの上はこんなでした。

狗... 塩やオリーブ油を与えたらくだしそうだし、アルコールや炭酸水を飲ませたら、与えたのバレるだろうし。

パン... 狗ってパン食うっけ? 我が家はネコしかいないから、狗って何食べるのかほとんど忘れてます。(笑)

パチ... へっへっへっ とか言いながら、パティオ席の周りを行ったり来たりしていて、ちょっと可哀想。

でもジルくんに何か与えちゃダメだ。って言われてるから、こっそりパンあげるのはやめておきました...。

パチ... デーツ(椰子の実)なら食えるか?と思ったけど、この椰子ってデーツ椰子じゃないみたいだから、アウト。

しょうがないから、キールロワイヤルを飲りながら狗の頭をなでてあげていました。ネコは「ネコの額」とか「顎の下」とか、耳のうしろとかのツボが判っているんだけど、こんなおおきな狗...どこをなでであげるのが嬉しいのか、判らん。

アペリティフがカシスの香りでおいしいけど、狗はなんだかなぁ... と思いながら、最初のお皿が届くのを待ちました。


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