Quantcast
Channel: vice versa
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1584

JPN(5) - NH7 SFO/NRT (3)

$
0
0
NH7便成田行きのファーストミール、続きの「お造り」からですが・・・

お造り: 鯛の昆布〆キャビアのせ 炙り漬け鮪
凝ってるでしょ?これ、生魚がダメっぽいガイジンでも口に運びそうな工夫です。

・・・そして、主菜とその周囲にオマケが並びました。

こんな感じね。「御一緒にごはんも召し上がりますか?」と聞かれたので、お願いして少し待ちました。なお「非国民ですので香の物はキライですから、結構です。」と申し添えましたので、漬物は出てきません。ああなんて非国民な私 ♪

ここが嬉しかった♪

酢の物:ソフトシェルクラブの南蛮漬け
「すいません!お酢をかけてませんでしたぁっ!!」「あ、僕酢の物キライだから、これで大正解♪ 美味しいです。」
ホントは二杯酢だか三杯酢だかをかけてくるものを酢抜きで出してくれました。軽いカレー風味のサクサクで美味しい。

こんなのも付いてきます。

炊き合わせ:つぶ貝と雲丹の旨煮
雲丹の香りってやっぱり強い。でも、いかに~も和食材なので、きっと日本酒を頼んだPAXは幸せなはず。でも残念なことにシャルル・エドシックはワイン内部の有機酸とぶつかって、ちょっと相性が悪いかも。

主菜は「焼き魚」ですね。

主菜: トラウト粕漬け焼き [268 kcal]
なんで主菜だけカロリー計算するかなぁ...。ここは普通に美味しい。サツマイモを添えてるのが初冬っぽくて、イイ。

結果、ファーストのおおきなテーブルの上はこんなに多彩になりました。

もうワインは終えて、炭酸水(ペリエ)と緑茶だけになってます。

・・・ウソです。ホントは「この後のため」に、サイドテーブルへとシャンパンを置いてあります♪

御飯は... ファーストクラスだけには、未だに機内に炊飯器がある!

御飯: 炊き立て御飯(山形県鶴岡産ササニシキ)
「炊きたて」をメニューで威張っているのがおかしい。確かに炊飯器でごはんの炊ける香りが機内にかすかに漂うだけあって、ふっくらおいしい白飯を頂戴できました。しかも『この後』を想定して盛りが少なめなのも素晴らしい。

おみおつけは、具だくさん。

味噌汁
若布とナメコだけでも幸せだけど、大根まで入ってる...。 僕、大根は半透明になくるらい煮えた線切りのほうが好き。

さて、いままで『ほぼ和食』と書いていた理由はここにありました。そう。まるでユナイテッドの Global FirstSM に搭乗しているかのごとく、最後をチーズとデザートで終えることにしたのだ。スイスの先生に洗脳されてますね、をれ。

チーズプレート:ゴルゴンゾーラ・ドルチェ コンテ カマンベール

3種類のチーズに添え物がちょっぴり。残しておいたシャルル・エドシックのブラン・ド・ブランと一緒に愉しみました。

でも残念なことにチーズはまだ熟成が足りない、若すぎる。僕でもその程度は判るようになりました。
クルミとレーズン入りのパン、乾しプルーンはコンテやカマンベールにあわせていただきました。

「食事はチーズが出てこないと終わらない」というスイスの先生ほどに欧米化されていませんが、もし和食コースだけで終わると、主菜の後はあの因習と怨念の虎屋黒川の羊羹「おもかげ」でおしまいなのだ。昔フォトグラファーな頃、虎屋黒川は東京南ロータリーつながりのクライアントで駆け出しの頃に酷い目に遭っているので、それも理由だったのだ。

というわけで、アテンダントさんに「最後が羊羹じゃつまんないから『チーズとデザートでお仕舞い』っての、あり?」って聞いたら快諾してくれたのです。これは楽しいコースになって感謝感激。復路でもやろうっと♪(ぉぃぉぃ)

いつもユナイテッドで「和食膳」を頼むとこんなコースになってくるので僕にとっては違和感は無いし、羊羹に渋茶でおしまいなんて、まだそこまで好々爺してませんから、このコースの組立ては大正解。みんなもANAファーストに乗ったら試してみるといいと思います。ミールに余裕があれば、きっとやってくれると思いますよ。

チーズの後に、プティフールまで持ってきてくれたんですよ♪

プティフール 
白っぽいフレンチマカロンはホワイトチョコ仕上げでフランボワーズ風味、薄茶色のはモカ仕上げ。塩キャラメルっぽい風味のガナッシュまで添えてありました。(以上は食べてみた憶測なので間違ってるかも)

「コーヒー、召し上がりますか?」って聞かれ、エスプレッソが出来ると言うので、ダブルでお願いしました。

ダブルエスプレッソ
レモンピールが添えてある!! 飛行機の中でエスプレッソ、しかもレモンピールまで添えてあるのには感動!!

その旨アテンダントさんへ伝えたら「私、レモンピール添えが好きなんです。ですからお客様にもお勧めしていて。判っていただけて嬉しいです♪」とおっしゃるので「レモンピールは皮の外側を、口を付ける反対側のカップの縁にすりつけてレモンオイルの香りを愉しみながらエスプレッソを飲るのが通っぽいですよ。」と、思わず蘊蓄タレてしまいました。

最後になってテーブルの上は、イッキに洋風へ。(笑)

温度差を愉しめる、スイスの先生が作ったのを彷彿とさせるデセールを選んでみました。

バニラアイスにピスタチオのクラッシュまで添えてある... アイス添えはスイスの先生がいたら馬鹿にするかも。(笑)

デザート: あたたかいリンゴのタルトにバニラアイスクリームを添えて
まさに温度差の愉しめる、おいしい「スイス風アップルパイw」でした。先生のとどっちが美味しいかは内緒。(笑)

これでようやっとNH7便でのファーストミールご紹介、終了。明日は到着までの様子です。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1584

Trending Articles