ブエノスアイレスで最後のランチにやってきたのは、ハブ・ポルテーニョ Hub Porteño という宿の併設店です。
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坂道にある入口は、こんな感じ。どうやら、ラグジュアリーなプチホテルみたいです...。
ここんちもガーディアン紙 The Guardian の記事を読んで、一発でやられました。
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読めば... ミシュラン星がアルゼンチンをカバーしたら星取り確実。とか、シェフはあのエル・ブジのフェラン・アドリア氏のもとで修行してきて、アルゼンチンの地元の食材で分子調理も取り入れて... 行かねばなりますまい。
で、このレストランのサイトを見たら... 簡単にオンライン予約ができるようになっていました♪
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これがオンライン予約を済ませたら届いた確認のメール。この程度のスペイン語ならオッケー♪
・・・で、やってきたのがハブ・ポルテーニョというホテルだったのだ。ホテルの入口ドアを開けると...
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思い切り大理石で高級そう... ラグジュアリー... みたいな雰囲気を醸していますが、ランプが超残念。こちとら、プロのステンドグラス屋さんですから、メキシコで作りました。みたいなランプがイタすぎます。
で、奥に入って左手寄りがレストラン・タルキーノの入口でした...。
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あ、また僕の好きなイングリッシュタンみたいな、なめし革っぽい素材があちこちに使ってある。
レストラン入口のバーコーナーがレセプションになってて、名前を告げたら奥のダイニングへ通されました。
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中庭にガラスドームの天井を取り付けた、採光が良いメインダイニングルームです。ランチタイムで大正解。
座ってお水もらって... この革張りテーブルもかなり好きかも。
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全体的に、去年行った Relais & Châteaux 新加盟店の Algodon Mansion を彷彿とさせます...。商売がうまく廻ったら、そのうちにここんちもまぢでルレに加盟するかもしれない。という香りがプンプン。(笑)
しかし、天井が凄いわ...。
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おそうじが難しいのは判るからガラスのヨゴレには目をつぶって... あのサイケデリックなハゲタカは何!?
・・・と、あちこちに目が行くけど、まずはかけつけ一杯でエスプマンテをいただきましょう♪
なお、ここんちのサービスパーソンくんは英語が上手なので僕が片言のスペイン語を使わなくて大丈夫。
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NV María Codorníu Sur Extra Brut, Mendoza, Argentina
シャルドネとピノの混合ですが、バランス的には明らかにピノのほうが勝っているのが判ります。メトード・シャンプノワーズで作った正統派で、クセがなくてなかなかいい出来映えでした。
赤ワインも必要ですよね?って聞かれるので、やっぱしマルベックかな...。
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Ernesto Catena Selections Padrillos Malbec 2011
アルゼンチンの名門ボデガ「カテナ・サパタ」のカテナ家長男が興したボデガのマルベックだそうです。
「え?カテナ・サパタと違うの?」とか聞くと、お客様アルゼンチンのワインに詳しいですね♪ って嬉しそうな顔をされるのが、こっちも嬉しいです。でも純正カテナ・サパタのマルベックとの違いはよく判りません。(苦笑)
ワインといっしょに、パンとスプレッドが出てきました...。
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白っぽい生焼けみたいな見かけのひと、プレッツェルとバゲットのあいのこ、オリーブ入りのグルグル...。
ここまで出てきて、テーブルの上はこうなってるわけです。
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ランチタイムだけど、なかなか期待感を持たせるテーブルになってきましたよね♪
お願いしたのは、ランチタイムにメヌ・デグシタシオンつまりテイスティング・メニューを。7コースだそうです。ひとつだけ困ったのは、シェフさんが毎日の入荷した食材でひらめいて作るから、コースのプリントしたリストが無いということでした。なので英語で受けた説明を控えてきたので、それで許してください。
・・・ということで、まずはアミューズ・ブッシュが到着。
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Amuse bouche:
Provolone mousse w/ tomato, peppers, etc. as "pizza ingredients" named "Deconstructed Pizza."
プロボロン・チーズのムースにトマト、ピーマン等のピザの具を入れて、『解体されたピザ』という御銘。
いきなりアミューズから、エル・ブジで修行してきましたという雰囲気がプンプンの逸品が出てきました。w
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プロボロン・チーズのムースが恐ろしくなめらか。焦がしたパルメザンも上に振ってあって、芳ばしい。これは確かにピザっぽい風味をまとっていて、それでいて冷製のムースなのがすごく面白かった。
お次はスープですが... 案の定、具がカッコいく飾ってあるところへ出汁をドブドブ注いでくるプレゼンです。
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海老とグレープフルーツにディル、ペッパー... まで読み取ったあたりで、コンソメがダブダブと...
まだまだぁ!というくらいに、たっぷり注がれていきます。
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・・・なんかデジャ=ヴだよなぁ。って思ってたら、同じようなのをサンパウでしょっちゅう見ているわけだ。
エル・ブジもサンパウも、どっちもカタルーニャだよね。そしたらここのシェフさんもそれなりの腕前だね。
などという比較を、写真を撮りつつも脳内で激しく行っているうちに、スープの完成です。
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Shrimp soup with grapefruit with walnut and dill, chicken broth
海老とグレープフルーツのスープ クルミとディル載せ、チキンコンソメ
具材の説明を伺っただけで、何の出汁かを聞かずに飲んでみて... ああ、チキンコンソメだ。とすぐ判りました。海老がおおきくて、フォークとナイフでギシギシすると風味がチキンコンソメに混ざり合って、いけてます。グレープフルーツの酸味と苦味が予想外の相性で、これも挑戦的かつ、食材の組合わせの意外さがステキ。
う~ん、なかなかできるなぁ。と感心させられつつ、この続きは次の連載へ引っ張ります♪

坂道にある入口は、こんな感じ。どうやら、ラグジュアリーなプチホテルみたいです...。
ここんちもガーディアン紙 The Guardian の記事を読んで、一発でやられました。

読めば... ミシュラン星がアルゼンチンをカバーしたら星取り確実。とか、シェフはあのエル・ブジのフェラン・アドリア氏のもとで修行してきて、アルゼンチンの地元の食材で分子調理も取り入れて... 行かねばなりますまい。
で、このレストランのサイトを見たら... 簡単にオンライン予約ができるようになっていました♪

これがオンライン予約を済ませたら届いた確認のメール。この程度のスペイン語ならオッケー♪
・・・で、やってきたのがハブ・ポルテーニョというホテルだったのだ。ホテルの入口ドアを開けると...

思い切り大理石で高級そう... ラグジュアリー... みたいな雰囲気を醸していますが、ランプが超残念。こちとら、プロのステンドグラス屋さんですから、メキシコで作りました。みたいなランプがイタすぎます。
で、奥に入って左手寄りがレストラン・タルキーノの入口でした...。

あ、また僕の好きなイングリッシュタンみたいな、なめし革っぽい素材があちこちに使ってある。
レストラン入口のバーコーナーがレセプションになってて、名前を告げたら奥のダイニングへ通されました。

中庭にガラスドームの天井を取り付けた、採光が良いメインダイニングルームです。ランチタイムで大正解。
座ってお水もらって... この革張りテーブルもかなり好きかも。

全体的に、去年行った Relais & Châteaux 新加盟店の Algodon Mansion を彷彿とさせます...。商売がうまく廻ったら、そのうちにここんちもまぢでルレに加盟するかもしれない。という香りがプンプン。(笑)
しかし、天井が凄いわ...。

おそうじが難しいのは判るからガラスのヨゴレには目をつぶって... あのサイケデリックなハゲタカは何!?
・・・と、あちこちに目が行くけど、まずはかけつけ一杯でエスプマンテをいただきましょう♪
なお、ここんちのサービスパーソンくんは英語が上手なので僕が片言のスペイン語を使わなくて大丈夫。

NV María Codorníu Sur Extra Brut, Mendoza, Argentina
シャルドネとピノの混合ですが、バランス的には明らかにピノのほうが勝っているのが判ります。メトード・シャンプノワーズで作った正統派で、クセがなくてなかなかいい出来映えでした。
赤ワインも必要ですよね?って聞かれるので、やっぱしマルベックかな...。

Ernesto Catena Selections Padrillos Malbec 2011
アルゼンチンの名門ボデガ「カテナ・サパタ」のカテナ家長男が興したボデガのマルベックだそうです。
「え?カテナ・サパタと違うの?」とか聞くと、お客様アルゼンチンのワインに詳しいですね♪ って嬉しそうな顔をされるのが、こっちも嬉しいです。でも純正カテナ・サパタのマルベックとの違いはよく判りません。(苦笑)
ワインといっしょに、パンとスプレッドが出てきました...。

白っぽい生焼けみたいな見かけのひと、プレッツェルとバゲットのあいのこ、オリーブ入りのグルグル...。
ここまで出てきて、テーブルの上はこうなってるわけです。

ランチタイムだけど、なかなか期待感を持たせるテーブルになってきましたよね♪
お願いしたのは、ランチタイムにメヌ・デグシタシオンつまりテイスティング・メニューを。7コースだそうです。ひとつだけ困ったのは、シェフさんが毎日の入荷した食材でひらめいて作るから、コースのプリントしたリストが無いということでした。なので英語で受けた説明を控えてきたので、それで許してください。
・・・ということで、まずはアミューズ・ブッシュが到着。

Amuse bouche:
Provolone mousse w/ tomato, peppers, etc. as "pizza ingredients" named "Deconstructed Pizza."
プロボロン・チーズのムースにトマト、ピーマン等のピザの具を入れて、『解体されたピザ』という御銘。
いきなりアミューズから、エル・ブジで修行してきましたという雰囲気がプンプンの逸品が出てきました。w

プロボロン・チーズのムースが恐ろしくなめらか。焦がしたパルメザンも上に振ってあって、芳ばしい。これは確かにピザっぽい風味をまとっていて、それでいて冷製のムースなのがすごく面白かった。
お次はスープですが... 案の定、具がカッコいく飾ってあるところへ出汁をドブドブ注いでくるプレゼンです。

海老とグレープフルーツにディル、ペッパー... まで読み取ったあたりで、コンソメがダブダブと...
まだまだぁ!というくらいに、たっぷり注がれていきます。

・・・なんかデジャ=ヴだよなぁ。って思ってたら、同じようなのをサンパウでしょっちゅう見ているわけだ。
エル・ブジもサンパウも、どっちもカタルーニャだよね。そしたらここのシェフさんもそれなりの腕前だね。
などという比較を、写真を撮りつつも脳内で激しく行っているうちに、スープの完成です。

Shrimp soup with grapefruit with walnut and dill, chicken broth
海老とグレープフルーツのスープ クルミとディル載せ、チキンコンソメ
具材の説明を伺っただけで、何の出汁かを聞かずに飲んでみて... ああ、チキンコンソメだ。とすぐ判りました。海老がおおきくて、フォークとナイフでギシギシすると風味がチキンコンソメに混ざり合って、いけてます。グレープフルーツの酸味と苦味が予想外の相性で、これも挑戦的かつ、食材の組合わせの意外さがステキ。
う~ん、なかなかできるなぁ。と感心させられつつ、この続きは次の連載へ引っ張ります♪
