風邪引きというほどでもないがちょっと体がだるい感じだったので、伊藤さんのお店でちゃんぽんを食べさせてもらった。
野菜いっぱいで、お肉やシーフードもいっぱい。スープもさっぱりしていてクセになりますね。
いつもだとパリパリの麺に同じ具があんかけになった「皿うどん」を頼むけど風邪気味な体調のときはちゃんぽん最高。
今週もうすでにラーメン2杯食べてたけど、脂だけで食べさせちゃうラーメンと違い、もっと滋養あふれる感じがうれしい。
舞の麺類は「やまちゃんラーメン」で知られている山下さんのところで製麺してもらって仕入れているそうなので、ヤオハンの近所にあるリンガーハットのちゃんぽんと麺に関してはほぼ同じはずだ。でも、このすごい量の具の放り込み加減とか、そこから染み出る出汁の複雑さで、居酒屋舞のちゃんぽんはとても美味しく仕上がっている。
これ食べてうっすら汗をかいたら、元気が出てきました~♪ 伊藤さん、ありがとうございます。
>> Champon - Izakaya Mai
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Zürich(4) - Restaurant Schloss Wülflingen
ドラゴンTシャツのズッコケが起きるその前夜、博士のお嬢さん夫妻と孫のJ君との再開を祝するディナーへ向かった。
場所はチューリヒ北部のWinterthurという街にある高級レストラン、Schloss Wülflingenだ。
伝統的なスイス風の一軒家とモダンな看板のコントラストがいかにもスイスっぽい。
店内も綺麗に装飾されていたが、他のお客様の手前じぶんたちのテーブルだけ撮影。
金曜の晩で満席になったが、ゆったりと5人がけさせてもらえた。
全員が揃ったところで、パンとバター&スプレッドが到着
パン2種類にピメントのスプレッド、ハーブのスプレッド、それとガーリックバター。
白ワイン好きの先生はスイス名産シャスラーを頼んでくれた。よく冷えたシャスラーがガーリックバターとあって、美味。
アミューズ・ブッシュもすぐ出てきました。
バターナッツ・スコッシュみたいな南瓜のビスク。極太ストローですする。
寒い日はこういう、おなかが温まる突き出しがありがたいですね。
スイスでは食品が高い。日本以上に高い。したがって、そこそこのレストランへ行くと目を疑うような値段が並ぶ。
注文するのに気が引けるほどの値段が並ぶなか、好物のスープを見つけてしまった・・・。しかもそんなに高くない。
Bisque de Homard (CHF 16.00) Hummersuppe mit Rahm und Cocnac
ビスク・ドマール、英語だとロブスタービスクだ。コニャックが効いた、とても上品な風味のうっとりする出来映えだった。
ここんちのメニューは独逸語だけど、英語版もあるというから僕は英語版を見せてもらっていた。しかし・・・
La Bouse (CHF 16.00)
Lauwarmer überbackener Berner Kuhmilchkäse auf Sellerie-Honig-Vanillepüree, Lauch-Champagnersüppli
この先生が注文したスタータの翻訳が意味不明だった。そもそも原文の独逸語ではLauwarmer、ということは Lukewarm =生温かい、と書いてあるのに英語だと hot cow milk cheese とか書いてあって、温度差がある(笑)。さらに生温かいのは牛なのかチーズなのか判らない。しかも Lukewarm という単語は食品衛生管理上タブーというか、ネガティブな雰囲気が満載なのだ。そのため「ホット」と訳したのだろうが、なんだか訳のわからない、気味の悪い食品に聞こえる。
いずれにしてもセロリと書いてあったので僕は試食も敬遠した。でもプレゼンテーションはそれなりに綺麗だった。
僕のメインコースは予習しておいたそのまんまで、ビーフ・ストロガノフを頼んだ。
Stroganoff (CHF 46.00) Rindsfiletwürfeli an Paprika-Rahmsauce mit Pasta und Gemüse
注文するときに How would you like to make it? (焼き加減は?)と聞かれ、「はぁ!?」と聞き返してしまった・・・。
先生のお嬢さんがこの状況にはたと気づき、速攻で説明してくれた。ここらへんのストロガノフという料理は日本やアメリカで出てくるビーフ・ストロガノフとは違うそうなのだ。シチューのようなスロークックでホロホロに煮込んだ肉ではなく、ステーキをダイスカットにしたものにパプリカと生クリームで作ったソースを和える、いわばサイコロステーキのクリームソースがけという料理だったのだ。とどめに、スイスのここらへんはドイツ語圏なのに焼き加減はフランス語で聞かれる。なんかカッコつけだしぃ、とか思いつつも「セニヨン saignant でお願いします。」と頼んだ。レアからミディアムレアくらいの焼き加減だ。
出てきたストロガノフを食べてみたら、ああこいうのもありなんだ。という新鮮な感動だった。
パプリカと生クリームをベースにマッシュルームを加えたソースは煮込んでいない、ソーシエがソースパンで数分間チャッチャッとやって作ったソースの味。でも確かにビーフ・ストロガノフ方面の風味になっている。それがいい具合の生焼けに仕上がった上等なフィレ肉にからめてある。初めて食べてみて、かなり気に入ってしまった。添え物はワイルドライスとかポテト系も選べたが、ストロガノフの王道パスタ(翻訳はヌードル)にしてみた。モチモチ感のあるアルデンテ仕上げで、明らかにホームメイド。美味しい。
先生には「どうせライスかヌードルを添えると思っていたが、やっぱり、な。」とからかわれた。・・・それ、差別だぞ。
その先生が注文したメインコースも、ストロガノフ。ただし芋と豆で育った先生は、やっぱりポテト添えだ。(差別返し)
これはこれでソースとマッシュポテトをからめて食べられるので、なかなか美味しそうだった。
デザートコースに入る前に、ワインセラーや他の部屋を見学していきませんか?とオーナーに勧められて、立席。
まずは地下のセラーへ向かった・・・
さすがに見学を勧めるだけあって、地下がまるまるセラー兼テイスティングルームになっていた。ボルドー一級とかブルゴーニュのグラン・クリュは鍵のかかった檻に入っていた。ナパのカベルネや南米のマルベックまで置いてあって、かなり充実している。ナパは3種類あって、安いのは Kenwood、高いのは Duckhorn が置いてあった。なかなかいい選択だと思う。
僕と義理の息子さんがワインのラベルを読んでいると・・・先生とお嬢さんに声をかけられた。
どこに置いてあったのか、海賊の帽子と刀を見つけて即興でコスプレして遊んでる親子...。しかもかなりいい歳。
セラーの次は2階のバンケットルームを見せてもらった。陶器で出来た巨大な物体があって、なんだか判らなかったが・・・
これって、暖房用のストーブなのだそうだ。ドイツ南部からスイスにかけては普通に見られるらしいが、初めて見た。
その後、写真を取り忘れたが、デザートを食べてお嬢さん一家と別れ、深夜に帰宅し即座に就寝した。
あ、僕はデザート食べないで食後酒一杯もらって、帰ってすぐ寝ました。
食後酒はタンポポ酒という、地元の人もよく知らないこの店独自のうす甘い酒を飲まされたけど、よく覚えてないや。(爆)
>> Shiro Tantanmen - Himawari
居酒屋・舞でランチタイムにちゃんぽんを食べた日の晩、また温かいラーメンか何かを食べたくなってしまった...。
向かったのは舞の3軒となりにあるラーメン&中華&居酒屋の、ひまわり亭。伊藤さんにみつからないルートで到着。
(いや・・・舞の前を通り過ぎてもいいのかもしれないけど、わざわざ物議を醸すような原因を作ることはないよね。)
いつもは黙って座れば担々麺なんだけど、この日は顔見知りのサービスパーソンがいなかった。そこでひさしぶりにメニューをちょっと確認してみたら、知らないアイテムが増えている。しかもLIMITEDとか書いてある。数量限定ものには弱い。
すかさず注文。
まだ6時半だったおかげか売り切れにあうこともなく、やってきました。 しろたんたんめん。
せっかくなので、具が全部入りの、デラックスしろたんたんめん にしてみた。
白いか?と言われると・・・そういうのは相対的なもので、たとえば白味噌は色彩的には白くないよね。ベージュだ。
でもだれもそれを「これは白味噌ではなく、ベージュ味噌だ。」と揚げ足を取らない。日本語の寛容さなのだろうか。
普通の担々麺が辛味噌で真っ赤っかだとすれば、これは確かに白いといえる。でもまだソビエト連邦崩壊後の白さだ。
表層にはラー油っぽいのが浮いているからバッチリとオレンジ色に見えるが、かきまぜて出てくるスープは普通の味噌ラーメンみたいなスープの色だ。味のほうもあっさり系の味噌ラーメンに挽肉その他を入れて担々麺を目指してみました、というような風味でまとまっている。良い言い方を探せばクリーミーなスープ、といえるかもしれない。
普通の担々麺も好きだけど、これも好き。でも、それほど明確に差別化できていないような気がする。
「この店の担々麺もうまいけど、やっぱ、しろたんたんめんだよな。」あるいはその逆でも、言い切れたら凄いと思う。
と、その程度の差しか感じられなかったのは風邪気味で舌が曲がっている人の意見だから、あんまりあてにしないで。
以上の判定をした後、テーブルに置いてあるフライドガーリックをスプーン山盛り3杯もかけて、元の味付けがわかんないくらいガーリック臭くしてたいらげてきました。さん太ラーメンでガーリック頼むと、ここんちのスプーン1杯分で1ドル50くらい追加料金がかかるから、ひまわりのデラックスラーメンはお得だと思います。(笑)
それにしても、ここんちも三国人だらけだった。サンマテオでレストランが流行ると日本人率が激減するのはどうしてだろう。
もしかして、日本人はみんな基本がレイシストで三国人のみなさんが嫌い?
(文中、不適切と思われる表現があったら、石原慎太郎の台詞を聞いてしまったようなものだと思って諦めてください)
Zürich(5) - Konstanz / Bodensee

寒いチューリヒでも花を咲かせる木があった。ほんのちょっとでも、ちいさくても、薄紅色の花があるとなぜかホッとする。
僕が訪ねた1月下旬は「異常気象」で、最高気温が5℃以上になる日もあった。今は最高気温がマイナス5℃の極寒。
2月に入ってから先生から来たメールには「寒すぎてほとんど出かけられず、家でひたすら読書をしている」そうだ・・・。
先生は僕の到着にあわせてActiviaヨーグルトを買ってくれようとしたそうだが、見つからなかったので代替品を・・・

きっとアメリカにはないぢゃろう、といって栗のヨーグルトを買ってくれていた。確かに珍しいヨーグルトだよね。
それに先生、優しくてちょびっとジーンとしちゃいました。栗のヨーグルトのほうは、けっこう栗が入っていて美味しかった。
午前中をのんびり過ごし、先生が作ってくれた軽いランチを済ませた後で「コンスタンツへ行ってみよう。」と言われた。ドイツとの国境にあるボーデン湖の街だ。実際、コンスタンツはドイツ側だ。まだ行ったことがなかったし、先生の生まれた街でもあるのでふたつ返事で答え、日曜午後のエクスカーションが始まった。

途中の街の景色は、なんかみんなおんなじ。日曜日とあって商店は開いていないので、どの街でも市内は静か。
30分ほど走っただけで、もう高台からボーデン湖の西側が見えた。

ボーデン湖の向こう側はドイツだ。さらに湖にはいくつかの島が浮かんでいる。
だーれもいない検問所を通過。国境を越えてすぐの湖畔にちいさな観光客向けの街があったので、寄ってみた。

オフシーズンなので閑散としている。もしかして飾り付けはクリスマスのときのまんま?
でも、ドイツもスイスも、こういう看板装飾が凝っていて楽しい。

このドラゴンの看板は今年の干支を意識してだろうか? 間違っても先生には聞けない質問だ...。(笑)
陰鬱な冬の欧州の曇り空なので、湖畔はご覧の通り寂しい。

でもここ、夏はいかにも観光客でごった返すような雰囲気だった。もし機会があれば訪ねてみたいと思う。
湖からの冷たい風に晒され、十数分の散歩ですっかり凍えきった。クルマに戻ってコンスタンツ市内へ向かう。

数分のドライブで市内へ入ったが、あちこちの道路が封鎖されている。道を歩く人も変な服装をしている・・・。
すると、先生が大声で叫んだ。「をを!今日はファスナハトぢゃ!!」
ふぁすなはと?
ファスナー・ハットみたいに聞こえたが、ドイツ語発音されたのでよく聞き取れない。この時点では完璧に意味不明。
・・・なあにそれ? 食べたら美味しいもの?
素直に「なんですかそれ?」と聞き返したら、とても冷たい流し目で睨まれて「人々の衣装を見よ。」と言われた。

なんだかDICカラーガイド・チップみたいなのをびっしり着けた人が闊歩してますけど・・・あれがファスナハト?
「ともかく近くに駐車する場所をみつけて、パレードを見るのぢゃ!」
をを、ようするになんかイベントみたいなのを開催してる真っ最中に訪ねてきてしまったわけだ。こりゃ運がいいかも。

>> Shabuway San Mateo
また味千拉麺でもすすりに行こうとランチに出かけたら、なんと味千が中華系の人々で満席。メチャうるさそうで、パス。
そこでもう1ブロック歩いて、久しぶりにSHABUWAYへ行ってみた。
「いらじゃいまぜ~。はうめに?」
・・・多分だめだこりゃ。
でも空席がけっこうあるから待たされないと思って、そのまんまカウンターに着席。
ピンクで『大和撫子』と背中にデカデカと書いてあるTシャツの姐さんが来て、注文を聞く。
「Spicy or Kombu?」
す、スパイシー? ・・・ああ、ごく普通のしゃぶしゃぶくださいって、いったいどう伝えればいいの?
いぢわるで、わざと日本語で注文する。
「普通のスープで、神戸牛の大盛りでおねがいします。」
「??」
「If you don't speak Japanese, you should not wear the T-Shirt saying "Japanease Lady."」
「・・・well, but...」
気まずそうに口ごもる姐さん。わかってるよ。店のユニフォームだもんな。
「Kombu broth, and large Kobe beef, pelase.」
その後の対応がつっけんどんだったが、他の客にもつっけんどんだったので、僕がいぢめたせいではなかったようだ。
でも愛想のいいラティーノの兄さんが肉をスライスした大皿を持ってきてくれるのは以前と変わっていない。
どうせ日本語できないんだったら、ぞんざいな応対のアジア人の姉ちゃんよりも愛想のいいラティーノを採用しろよ。
アイテムはすぐ整ったが、タレが出てこない。
「タレ、ちょうだい。」 ←また日本語で聞く奴
「Pardon me??」
・・・『タレ』も通じないのかよ? だったら 『いらじゃいまじぇ』 とか 『ありがとごじぇまじだ~』 なんて言うんぢゃねえよ。
「What do you call them? Dipping Sauce??」
ようやっとタレ、出してくれました。ごめんなさいも言いやしません。
食べ始める前に撮影。(お値段はUSD14.99) 肉は当たり外れがあるけど、この日はけっこう脂がまともに挿さっている。
開店当初はよかった。ちゃんとした人参、ほうれん草、焼き豆腐、etc. それが今は袋から出しただけのベイビーキャロットやスピナッチ、こんな根っこのほうまで出すのかと思うほどのエノキ。だが堕ちるところまで堕ちたせいか、安定はしている。
姐さんふたりと肉をスライスするラティーノの兄さんひとりしか店頭に出てこない。そのため7~8割の入りでも対応悪い。
鍋が煮立って泡ふきまくっているので、弱くしてって(もち英語で)頼んだら、消していきました・・・。
もうひとりの姐さんが通りがかったときに気づいて点火してくれたけど、また火力は全力で煮立ちまくり。
もちろんアクをすくうなんて、やってくれません。他の客にも何にもしていないけど、ほとんどみんながSpicyのスープで食べてるからアクなんか気にならないのだと思う。こりゃ日本人来なくなるわ。(この記事読んでますます日本人減るかも...)
でもSpicyで食べたいなら、隣のブロックにある小肥羊蒙古火鍋へでも行けばいい。あっちのほうが本格派だ。サンマテオは日本人だけ相手にしていたら商売あがったりだろうが、しゃぶしゃぶを蒙古火鍋にするのはいかがなものか。
姐さんの前でこれみよがしに自分でアクすくいしてやった。まったく悪びれた様子もない。それはそれで清々しいと思う。
鍋が煮立ちまくるまま、大盛りを食べ終えた。
証拠写真。お会計が済んでも鍋が煮立っているのが判ると思う。カメラ向けたらあわてて火を止める姐さん。遅いんだよ。
SHABUWAYサンマテオ店は堕ちるところまで堕ちました。それを覚悟して食べにいくならば、悔いはないだろう。
よっぽどチップ抜きで精算してこようかとも思ったけど、いちおう15%弱は置いてきた。
おざなりな 『ありがとごじぇまじだ~』 の台詞を背に受けながら出てきた。 ここには暫く足を向けないだろう。
Zürich(6) - Fasnacht
ファスナハトというお祭り、ようするにカーニバルのことみたいだ。
最初なかなか路上駐車するスペースが見つからなかったが、駐車を終えて出て行くクルマを発見! らっきー♪
住宅街のど真ん中にクルマを停めて、パレードをやっているらしい笛や太鼓の音がする方向へ向かった・・・。
大通りに出たとたん、鼓笛隊が目の前を通過中。(これでも大通り。中央分離帯から撮影)
なんだかいろんなユニフォームのブラバン隊とコスプレ隊がいて、順番に次々にやってくる。
威厳のありそうなブラスバンドが行きすぎたと思ったら、次にやって来たのは・・・
あ、あのにます?
仮面をかぶってけばけばしい揃いの衣装に身を包んだ人々が歩いてくる。これだけでもなんだか凄い。
意味不明なほどトンチンカンな衣装は魔除けの意味があるらしいのだが、かぶっている仮面がなぜか怖い。(笑)
かと思うと、ふさふさのシッポがある帽子をかぶった鼓笛隊がやってくるし。どうやら笛と太鼓も魔除けが起源らしい。
だからコスプレのチームはみんな鈴をぶら下げた衣装をまとっているのかもしれない。僕の憶測だけどたぶん正しい。
・・・と、『魔物を取り押さえようとする勇敢なふたりの若者』のパフォーマンスも途中にはさまっていたり。
魔物のひと、先っぽにゴム風船みたいなのがついた棒で若者を目一杯たたく。若者は綱で魔物をグルグル巻こうとする。
たぶん痛くないんだろうけど、バシッというすごい音がする。・・・やっぱし痛いのかも。
で、また次のアノニマスみたいなコスプレ隊が来る。
この鈴つけた衣装、なんだかクマが出るような山の中の小学校の児童が鈴をならして登校するみたい。
・・・欧州の魔物って、鈴の音を怖がるクマのようなレベルなのか?(笑)
とにかく、こういうのの連続で、かなりの部隊が後から後からくる。
見ていて飽きないようでも、大差がないのでなんとなく飽きてきた。
パレードを見物している人もコスプレしている。 寒いのにドロンジョさまみたいな格好の人もいた。(撮り逃した。無念!)
でも、デフォルトのコスプレはこのDICカラーガイド 『欧州の伝統色』 のチップで作ったような衣装だ。
さらに、窓から高みの見物をしている人まで・・・
せっかくコスプレしたのなら、じぶんちから出てこいよ。そこのディック・チェイニー似のおっさん・・・。
とどめに、街の洋服屋さんのショーウィンドーまで。
仕立てて売ってるのね、あのカラーチップのコスチューム。(笑)
・・・と、日暮れまでパレード見物していたら先生が「しまった。夕食の約束に遅れる!」と言い出した。
今夜はU.V. & Jorgさん夫妻宅のディナーに招かれていたのだ。スイスで初めてフォンデューを食べることになっていた。
あわててクルマに戻って、先生は時速100Km制限の道をちょっとオーバーめにかっ飛んでチューリヒへ向かう。
ドイツ側は無制限でもスイス側は100キロ制限。パトカーもあちこちにいるからキップもらいすぎの先生は要注意。
「Jorgは時間きっかりに飯を食う人間なので、ディナーの約束に5分でも遅れるとすぐ電話かけてくるのぢゃ・・・。」
「へぇ。アメリカでは 『ホストの準備のためにパーティには10~15分わざと遅れて行け』 って言われますけど?」
「それはアメリカのルールぢゃ。スイス人は決めた時間きっかりに現れないと、怠惰な人間だと思われるのぢゃ。」
「・・・。」
U.V.さんとメール交して判ってるけど、先生はもうずぼらだと思われてるから大丈夫ですよ。と言いたかったが、こらえた。
そして、奇跡のように約束してあった6時半の1分前に、U.V. & Jorg さんちのドアベルをピンポンと鳴らした。
>> Behavior
まだ体力が戻りきっていないだろうから勝手に外に出ないよう厳重に見張っているが、最近の行動に変化がみられる。
ベッドでお昼寝の時間が増えたのだ。 さらに、ベッドでお夜寝もするようになった。

誰もいないベッドに上がり込んで、午後の柔らかな日差しを浴びながらの昼寝は、ちーちゃんは昔から楽しんでいた。
でも、夜中にベッドに上がり込んで添い寝をするのは怪我をして弱ったときとか、風邪をひいて思い切り調子が悪いときとか、とにかく夜ちーちゃんがベッドに上がってくるのは危険なサインだった。ところが失踪から帰って以来、毎晩のようにベッドで寝ている。心配になったが、いくら触診しても口の中を視診しても何も悪いところは見当たらない。ただひとつ、上顎右犬歯(ネコでも犬歯と呼ぶのか!?)が少し欠けた。小さいときクルマにはねられて顎が曲がり、いつも飛び出しているチャーミングポイントの歯だったのに。かわいそう。・・・ネコの歯のインプラントはさすがに無いだろうな。
他にもまだなにかトラウマになっているのだろうか?
このネコは California Blonde なので変化は一時的なものかもしれないが、ともかく脱走させないようにしなくちゃです。
こんなネコいらない、とか思っても実際に失踪されると心理的なダメージは大きいということを、改めて思い知らされた。
我が家はヒトの子供がいなくて、ある意味ラッキーだと思う。もし我が子に10日間も失踪されたらきっと凄いショックだろう。
しかも、我が子が風呂に入れられてブラッシングされて、家出する前よりも毛並みが良くなって帰ってきたら・・・。(汗)

>> Curry Up Now
うちから最も近いレストランのひとつに Curry Up Now という店がある。印度とメキシコのフュージョンだ。
このレストランの出自は卑しい。
もともとは屋台だったのだ。
昨年あたりに「サンフランシスコ屋台ブーム」とでもいえる現象が起きて、儲かってしまったのだ。
儲かってしまった勢いでレストランまで開いてしまった。だが出自が屋台なので、「固定屋台」だ。
そして今でも屋台をやっている。飛ぶ鳥を落とすような勢いの屋台なのだが、焼き鳥屋ではない。
しかし、メニューが屋台からまるっきり進歩していない。
この店の開店準備をしているとき、インディアン・メキシカン・フュージョンとかいうから、カレーライスをトルティーヤで包んでブリトーにして売るのか?とか半分馬鹿にしたように(本当は思い切り馬鹿にして)話していた。
ホントにそのまんまだった・・・
だが、ものは試しに一度買って食べてみたら、なかなかハマった。元は人気の屋台だけあって、おいしい。
僕のお気に入りはチキン・ティッカ・マサラ(チキンカレーライス)のブリトー。この店の一番人気だと思う。
たったの8ドルで「こんなの全部胃に納まらねーよ!」と悲鳴が出そうな、カレー味のおおきなブリトーを手に入れられるのだから、老若男女すべからくカレーブリトーを求めている。オープンキッチンなのでメキシカンのおばさんがトルティーヤを温める様子とかが見えてしまって、Food Handlerとしては悲鳴を上げたくなる衛生管理を見てしまっても「ここは固定屋台だから。それに加熱してるし」と寛容に対処し、目尻をつり上げるのは控えている。
そんなわけで、レイシストの僕でさえ、この卑しい屋台の出身を差別せずに分け隔てなく通っていた。
しかし・・・ 先週の夕方に「軽い夕食」のつもりで買いに行ったブリトーは、その偉容を失っていた。ちいさくなっている。
ああこの大きさ太さは僕がどうあがいてもかなわない、と思っていたので、以前はゆうに7インチくらいあったはずだ。
それが今はどうです。5インチ半くらいしかない。 太さはとにかく長さなら・・・(以下自粛)
くやしかったので、貴金属計量用のとても正確で高価な秤を使って計測してみた。後で食べるからアルミ箔ごと計った。
15.056オンスだった。グラム表示に切り替えると、426.8gだ。オンス値からでも判るが、1ポンド(16 oz.)を切っている。
見かけが悪いことこのうえない食品なのでブログネタには向かないとは思ったが、いちおう断面図を撮影した。
中身はこんな。 味は落ちていない。というか、この日のブリトーはヒヨコマメ少なめチキン多めなのが嬉しかった。
・・・しかし縮んだ。以前だったら多少質素だがこれ1本でディナーを張れた。でも今はスナックくらいにしかならない。
なぜ流行っている店はすべからく、オープンから少し経つとこっそり量を減らしたり品質を落としたりするのだろう?
ただ、ここんちの場合は品質も味も落ちていないし、サービス面と衛生面はもともとが屋台だから落としようがない。
ブリトーの寸法が縮んだのを理由に通わなくなることはないと思うが、ちょっと残念だ。
Zürich(7) - Cheese Fondue

ドイツ語圏なのでドイツ産の泡だったが、エグ味のないさっぱりしたもので美味しくいただけました。
しばし談笑しているうちに、U.V.さんが「フォンデュだけじゃ寂しいから」と、スタータを出してくれた。

シュリンプカクテルのようなものだが、ジンジャーと葱、トマトをいっぱい使ったサルサ仕立て。さっぱりしていて美味しい。
これ、お世辞抜きですごく美味しいですよ。と博士と二人でほめちぎったら、U.V.さんは少し照れていた。
・・・で、夫婦ふたりでキッチンにこもってフォンデュの準備をしてくれる。

U.V.さんはパンをサイコロに切ってくれている。
旦那のJorgさんがフォンデュ鍋を用意する。僕はこの時までJorgがクッキングできるなんて知らなかったので唖然。

チーズがとろけたところに、なんだか秘伝のスパイスを加えている・・・。各家庭で代々伝わるレシピがあるらしい。
U.V.さんの実家も独自のレシピがあって、でもJorgのレシピのほうが美味しいのよって言っていた。
う~ん、どうやらこれは、日本でいえばお雑煮の味が各家庭にあって、結婚すると戦いがおきるようなものだろうか。(笑)
さて、S.A.博士と僕はひたすら待つ・・・。

パンだけ来ちゃったけど、これだけ食べてもしょうがないので、白ワインをチビチビなめながら、チーズを待つ。
チーズ、来ました。鍋の底からグツグツしてます。

写真撮らせてもらっている間も、他の3人がイライラしているのが痛いほど伝わってくる。(笑)
ありがとうございます。写真撮り終えました! さあいただきます。ボナペティッ!グッテ!
(なお、最近は先生も Itadaki-masu, Hai hai, などの日本語を覚えたようだが、僕の前では決して使わない。(笑))

もう、争うようにして鍋の中の溶けたチーズをからめ取る。
コトコト煮立っていて泡が立ち上っているので相当熱く、比熱も高くて口を火傷すると思い、最初は皆の様子を見ていた。
フォークに突き刺したパンをチーズの中でグルグルかき混ぜたら、その上空でクルクル回す。伸びるチーズを切るのと同時に温度を下げる効果があるようで、上空で10回転くらいさせたらフーフーとかせずにさっさと口に運ぶ。
日本的習慣の熱いものに息を吹きかけるのはたぶんマナー違反だから、そうしたいのを抑えつつ真似して食べてみる。
なるほど。上空待機で冷めるからなのか、火傷するほどには熱くない。投入された白ワインとスパイスの風味が混ざる。
これは美味しい。 思っていた以上、期待していた以上に美味しい。
ぢつはカリフォルニアの我が家の前にはフォンデュ専門店があるのだが、同じチーズフォンデュでも全然別物のようにおいしい。Jorgさんによると「今日のチーズはちょっと若すぎた。でも充分に楽しんでもらえる風味だと思う」とのこと。グリューエルやエメンタールを使うらしいが、なめらかに伸びるチーズを作っているお好みの農場、銘柄などが各自各様にあるらしい。投入する白ワインも安物でいいらしいが、これも各家庭で仕込みが違うみたいだ。
最初のシュリンプカクテルの後はおおざっぱにいえば、チーズ + 白ワイン + パン だけを食べ続けたことになるのに、なぜかちっとも飽きがこない。おなかいっぱいでもう食べられなくなっても、飽きてこない。もっと食べたいんだけど残念ながら胃が受け付けない、という状況だった。こんなシンプルな材料でこの食べさせるパワーの潜在力。これは凄いと思う。
今回は最初ひとりあたり標準の150グラム用意したが、ケチらずに200グラムちょっと用意してくれたとのこと。
その大盛りフォンデュを4人で綺麗にたべつくした。最後に鍋の底にゴムみたいに貼り付いたチーズも別けて食べた。
う~、もうおなかいっぱい。と言いつつも、食後酒をなめつつ先生が作って持参したケーキを分け合うことにする。
先生のクッキング、あいかわらず凄い。
近所のMIGROSというチェーン店のスーパー(極端に言ってしまえば、スイスにはMIGROSかCOOPの2チェーンしかない)で出来合いのスポンジケーキを買ってきた。そしてクリームを準備。抽出したてのエスプレッソをホイップした生クリームに投入。さらに砂糖と、スーパーで売っている出来合いのメレンゲ(なんてものまでMIGROSにあるのだ!)を砕いて加える。
メレンゲのためになんだか部分的にザラザラでブヨブヨしたモカクリームを作って、ケーキの組み立て開始。スポンジの間にモカクリームと冷凍ラズベリーで層を作りながら、最後はフープロで砕いてカラメライズしたアーモンドをふりかけて完成。余ったメレンゲを周囲に貼り付ける。最初から最後までで約30分ちょっとでケーキ1個を組み立てちゃった・・・。

ひときれもらって食べてみると、メレンゲを加えたホイップクリームがものすごくフワフワで、甘すぎずおいしい。もともとのメレンゲはサクサクの物体だけど、生クリームとエスプレッソの湿気でやわらかくなって全体になじみ、どこがメレンゲなのかはっきり判らない。これはすごい。このホイップクリームにメレンゲを加える技は知りませんでした。みんな知ってた?
スポンジには凍っていたラズベリーの溶けたジュースが染み込んだり、クリームが染み込んで、ここもフワフワ。
全体的にものすごくフカフカしたケーキで胃に軽く、しかもモカの風味がブラックのエスプレッソにとてもあっている。
U.V.さんのシュリンプカクテル、Jorgさんのフォンデュ、先生のケーキ、と手作りディナーで幸せな一夜を過ごした。
その後、紅葉の頃に日本を訪ねるつもりのU.V.さんと夜更けまでおしゃべりして、酔いが醒めたところで退散した。

>> LED Rope Lights
またCOSTCOでどうでもいいような商品に手を出してしまった・・・。でも今回のは気に入ったので紹介。
ホリデーシーズンが終わったからなのか、ロープ状になったLEDライトが格安15.99ドルくらいで売られていた。
試しに1本買って「設置」してみたら、結果は上々。3本買い足して合計4本でデッキの竹をライトアップをしてみた。
なんか、おハイソな和風旅館の庭みたいな雰囲気が出てきて、ちょっと好き。夜の風呂場がまた楽しくなった。
「設置」はしごく簡単だった。 竹の植えてあるポットの上に乗せただけ。(笑)
それでもこんなに効果満点になってくれて、嬉しい。
最初は寝室のベッドの周りとか、ヘッドボードの裏から間接照明してみた。なかなかムーディだと思ったら、家内の一言。
「場末の売春宿みたいだから、ゼッタイにやめて。(怒)」 ← この台詞は英語だった
一発で却下くらいました・・・。 ○| ̄|_
次にキッチンのキャビネットの上に乗せて間接照明にしてみた。これもなかなかムーディーだと思ったら、また・・・
「お願いだから何か別のこと考えついて。(怒)」 ← この台詞は日本語だった...
日本語堪能なんだから、もう少し優しい言い方ってものがありそうなんですけど・・・。 ○| ̄|_
結果、デッキの竹の根元からのライトアップが最終的に許可出ました。
さっきデッキを見たらいつの間にか点灯してあったので、気に入ってもらえたんだと思う。
今はまだ寒いけど、もうちょっと暖かくなったら日没ごろの入浴はまた長湯してしまいそうだ。
>> Rainbow
Extra! 号外 Extra! いまさっき撮影したばかりの写真であわてて仕立てた新鮮な記事。(笑)
きょうのベイエリアは曇りときどき雨、合間に晴れ。 夕方になって雨がパラついたので、案の定、虹が出ました。
東京にいた頃は空がせまいせいか、虹はめったに見られなかった。でもベイエリアでは雨が降るたび、しょちゅう見る。
15年近く暮らしているからそろそろ感動が浅くなってきたけど、きっと日本のみなさんには珍しいから写真撮ってみた。
日没が'近いせいか雲と水蒸気分布の加減か、今日の虹は両端で明るい。
左側の付け根(というのか?)
ちなみに、この大きなクリスマスツリーみたいな木にはハミングバードの数世帯が越冬中。我が家のお得意様です。(笑)
右側の付け根。
オレンジから赤にかけての帯が広く見えるのは、やっぱり夕日がかった時間に出た虹だからだろう。
春から秋まではほとんど雨が降らず、冬から初春はちょびっとだけ雨降り、でも降れば降ったで虹が頻繁に出現する。
冬は暖かく夏は涼しい。こういう生ぬる~い気候での生活に慣れてしまうと、他の土地に引っ越す気にはなれなくなる。
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Zürich(8) - Restaurant ZurSonne
カーニバルとチーズフォンデュで充実した日曜日を過ごし、翌月曜日。近所の街Winterthurの旧市街を歩くことに。
SBBスイス国鉄のWinterthur駅はこんなにモダン。この駅舎の裏にある立体駐車場にクルマを停めて散策開始。
月曜の日没後。午後6時をすぎるとほとんどの店が閉まってしまう。夜が早いのはドイツに似てるかも。
旧市街の商店街をぶらぶら歩き、 Restaurant Zur Sonne という店がオープンしているので、そこに入ってみた。
入口に貼ってあるメニューをチェック。もう一軒もチェックしたけど、こっちの店の方がコスパが良さそうでした。
お店は階段を上がった1階。(ヨーロッパは2階が1階) 僕たちが入った後、ものすごい勢いで混雑してきた。
なので、お店の人は混雑を見越してか相席でもいいか?と聞く。ノープロブレム。
すでに若い男性2名が陣取る10名がけくらいの円卓に相席した。テーブルがデカいので相席の感覚は無し。
その円卓だけど・・・なんかグルリと名前と年度らしきものが掘ってある。
先生によれば、これはWinterthur工科大学の学生が同窓で名前を刻んだものらしい。Heitz君のニックネームはNobelとか、そんなふうにして1950~60年ごろの同窓生の名があった。
さて、お店の人も英語上手だけど先生に通訳、メニューの翻訳をおまかせで、まずは飲み物を。
先生が頼んだのはアプフェルワイン。リンゴ酒は普通サイダーだけど、これはちょっとビールっぽいような感覚。
僕は弱~いアルコールがないか聞いたら、「それならショルレにすればよい。」と言われて、そうした。
gespritzter Weisswein
正式な呼び名は違うみたいだけど、ミュンヘンあたりで飲むショルレと同じ。この店の人に「ショルレ」と言っても通じる。
ただ、スイスの白ワインは元々が繊細なので、炭酸で割るとかなりサッパリしてくる。クイクイ飲んでしまっては危険。
ショルレは夏場の飲み物だと思っていたけど、暖房の効いた冬のレストランでも、いい。アルコールに弱い女性向きかも。
注文はサラダにメインだけにした。まずは先生のサラダ。
Grüner Salat mit Ei und Brotcroûtons Green salad with egg and bread croûtons (CHF 11.00)
ここいらへんではグリーンサラダと同じくらいどこにでもあるサラダ。玉子とクルトンが乗って、イタリアンドレッシング。
先生はレタスが嫌いだと胸を張って言っていたくせに、たまーにこういうBaby Greenは食べたくなるみたいだ。
レタスが好きな僕は、先生のクッキングだとレタス食べさせてもらえないので、ここぞとばかり・・・
Grüner Salat (CHF 9.00) 単なるグリーンサラダ。
「グリーンサラダって何が入ってるの?」って聞いたら、レタスばっかしだと言うので、即決定。(笑)
でもこんなのでも9フラン(10ドル以上)するんだよね。スイスってホントに食べ物が高いと思う。
メインディッシュは、先生がロシュティ。 ・・・お、おこさまランチみたい。(汗)
Rösti / hash browns (home made)
ただ、なんだかロシュティの下にソーセージだか肉だかがビッシリ隠されているやつでした。
ものすごいジャガイモの量というか、あさごはんのハッシュドブラウン5人前くらいありそう・・・。完食してたけど。(汗)
僕はおおざっぱにメニューを翻訳してもらって、ロシュティ食べたいけどそんな量は欲しくないし、と悩んだ末に・・・
Schwein: Cordon–bleu Pork Cordon–bleu (CHF 28.00)
pork cutlet filled with boiled ham and cheese and covered in breadcrumbs
コルドンブルーを食べてみることにした。子牛か豚が選べるので気分的にトンカツに近い豚肉を選択。半ロシュティ添え。
「コルドンブルーという料理は知っておるぢゃろうな?」と先生に聞かれたので、「チキン・コルドンブルーとかはアメリカでも日本でも見かけます。」と答えたら、鶏肉でコルドンブルーなど作らない!と怒られた。
・・・でもアメリカや日本ではフツーに作るんだよ、鶏肉のハムチーズはさみ揚げ。これも文化の差かねぇ。
で、ここんちのハムチーズはさみ揚げトンカツ(←むきになっている?)の中がどうなってるか切って撮影しました。
ちょっと驚くほどに豚肉が薄い! ハムと同じくらいに'薄い。
そのためか、食べてみると、トンカツのような、ハムカツのような、でもチーズがベロベロ出てくる。塩気がけっこう強め。
これ、『大ジョッキでビールうぐうぐ』系の人には最高。僕はゴマ入りトンカツソースがあれば最高なのにな、と思った。
白い炊きたてのごはんにもあいそう。でもロシュティでたいらげました。揚げ物コンビなので完食したらかなりキツかった。
量が多いのでもうおなかいっぱい、デザートもコーヒーもパスして引き上げた。
ごく平均的な、ドイツ語圏スイスの街中にあるごく標準的なレストランだと思う。それでもロシュティはお気に入り。
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>> The Broken Beak
虹の出た日の翌日、つまりこれ書いてる、いま。
とてもよく晴れました。 夏でも冬でも青いカリフォルニアの空。
青い空を撮影するコツ: 露出を減らしましょう。-1EVで空は驚くほど真っ青になります。あるいは偏光フィルターも吉。
駐車場で青い空の写真を一枚撮るだけの予定だったのが、思わぬ来客(被写体)あり。
越冬中のハミングバード Broken Beak だ。 剪定した柚子の木の枝でくつろいでいる。
あまりにも脳が小さいから誰がごはんをあげているか理解しているとは思えないが、なぜか近づいても逃げない。
空を写すつもりで広角のライカを持ってきたので、ズームレンズ望遠端は中望遠(35mm換算で焦点距離90mm)だ。
でも、どこまで近寄れるか、「だるまさんがころんだ」(関西では「坊さんが屁をこいた」)方式で近づいていってみました。
もう、あとちょっとで手を伸ばせば触れそうな距離。
このへんから、こっちをじーーーっと見つめるようになったので、もう体を動かさずに腕だけ伸ばしていって撮影。
そしてついに Broken Beak のほうが「だるまさんが屁をこいた」に飽きたのか、自宅のあるモミの木へ帰ってしまった。
この調子で餌付けして、そのうち手乗りになればかわいいかも。(笑)
>> Visiting Milano
2月の旅先はミラノ、初めての渡航先だ。ニューアークでコンチネンタル航空便に乗り換えて現地で3泊の滞在予定だが、航空便と宿の手配だけで、後は何も決めていない。みんな「いつもの観光ガイドさん」まかせだ。

そのいつものガイドさん、S.A.博士はチューリヒから合流予定。クルマで来たがるかと思ったらば、ミラノ市内の交通事情を考えると意味がないそうだ。それにチューリヒからは特急電車で3時間ほどで簡単にやって来られるらしい。

「最後の晩餐」を見物するのは、Internetで調べたらとっくに入場券が売り切れていて諦めた。
それより、博士とあちこちそぞろ歩きつつエスプレッソにジェラート、そしてパスタに耽溺するほうがずっと楽しそうだ。
宿はTrip Advisorで2位につけている Bed & Breakfast を選んだ。
ヨーロッパの宿を予約するときは必ず博士の許可が必要になったが、ここは一発オッケーだった。(笑)
なにしろイタリア語を普通に話せる人が一緒だから安心だ。
それによっぽどの店に飛び込まない限り、イタリアではまずハズレの食べ物には当たらない。
というわけでぜんぜん予習なしで旅に出るけど、ロストバゲッジさえなければなんとかなるでしょ。(笑)

では、行ってきます。

>> SPG vs AirBnB
今週、 Starwood ホテルグループからメールが届いた。
今年もまたSPGのゴールド会員にしてやっから、アカウント確認しときな。というようなメールだった。
このところ宿泊するホテルの集約はしていないし、去年はスイス、スペイン、ハワイ、フランスくらいしか旅していない。
今、SPGのアカウントは実際にどうなっているかというと・・・
全く宿泊していないので、ひとつ上のプラチナ会員になるには25ステーしなくてはいけない。
ポイントも使い切るに等しいくらい使っているから、もうこのアカウントがどうなってもいいような状態だ。
それでも Amex Platinum のおかげでゴールド会員のままに固定されている。(だから Starwood Preferred Business)
スイスやフランスはS.A.博士の家にごやっかいになっているが、それ以外はTripAdvisorなどでランキングの高い宿を選んでいた。でも最近もっとおもしろい宿泊ネットワークを見つけてしまって、今年の宿の検索と手配はすっかりハマっている。
この記事が公開される頃はTripAdvisorでみつけて、宿に直接電子メールを書いて予約したミラノのB&Bにいるはずだ。
でもミラノ以後の宿はすべて、そのおもしろそうな宿泊ネットワークで探して、予約を入れている。
「Air BnB」 というサイトだ。 本部はうまいことにサンフランシスコにある。 創業時のFacebookみたいなもんだろう。
ちなみに、アカウント開設する際に個人情報の開示をサボったら実際に利用するとき困った。でもローカルの電話一本で、とても聞き慣れたアクセントのお姉さんが出てきてあっという間に問題を全て片付けてくれた。さすが地元企業♪
このサイトを簡単にどう説明したらいいのか判らないが、SNSと民宿予約がいっしょになったようなもんだと思って欲しい。
実際に Air BnB から失敬してきたスクリーンショットがこれだ。
自分の目的地にある宿を予約するだけではなく、自分の部屋、アパート、物件を登録するのが基本のようだ。
つまりメンバーがおたがいに部屋を貸しあう、借りあうコミュニティになっているのだ。
我が家は客間が無いので一方的に借りるだけだが、そういう人でもオッケーみたいだ。すでに3ステーを予約済みだ♪
ただ、普通の宿の予約と違うのは、ホストするほうが拒否できること。この客は気に入らないと思ったら却下できる。
バルセロナやシドニーのアパートは第一希望の部屋を一発で予約することができた。パリは数回にわたり断られた。
パリジャンはカリフォルニアのアメリカ人が嫌いか、あるいは(さらに加えて)イエローなジャップが嫌いなのだと思う。
それとも、僕のプロファイルを確認できるので、見るからに怪しいとか、部屋をちらかしそうだと思ったのかもしれない。
そういう予約の面倒さというか、おもしろさがある。はじめて Declined (却下されました)と出てきたときははらわたが煮えくりかえるように悔しくて、現地に行ったらアパートに放火してやろうかと思った。でも、いい家主さんはメールで予約情報を交換していても大変気持ちいいので、これなら差し引きゼロだと思える心の余裕が生まれた。だからもしこの春パリで連続放火事件が起きても犯人は僕ではない。
たとえばバルセロナでみつけたアパルトメントは、こちら。 33㎡のきれいなアパルトメントで、旧市街の便利な立地だ。
最上階にあるペントハウスで、バルコニーまで付いている。これなら、たまに葉巻をくゆらすS.A.博士が来ても大丈夫。
時期にもよるが、一泊95USドルからになっている。これにAir BnBが10%の手数料を上乗せした額を払うことになる。
たとえば、もし一泊100ドルで4泊予約を受け付けてもらえたら、1割増しの440ドルをクレジットカードで仮払いする。
バルセロナのここらへんのホテルは200ドルはする。貸しアパートも250ドルくらいが相場なので、AirBnBは格安だ。
キャンセルのポリシーはユルユルなのから厳しいのまで4段階くらいあって、ホストが登録時に自分で設定できるようだ。
僕はキャンセルすることがまずないのだが、厳しいポリシーを設定するオーナーはがめつい、そういう人はきっと部屋の利用ルールとかもうるさかったり、門限があったりとかしそうなので、厳しいルールを設定するホストはできるだけ避けている。
シドニーで見つけたアパートは週末なので一泊190USドルとやや高めだけど、1階をまるごと借りるので 60㎡ もある。
でもシドニーにはまだ Air BnB に加盟の物件が少ないこともあって、Strict なポリシーのこの部屋を選ぶしかなかった。
数ブロック離れた場所にあるマリオットは同日の最安値が240ドル、近所のYWCAのデラックスルームでさえ175ドル。
上記はオーストラリア・ドル。これを書いている時点でUSD1.0=AUD0.95なので換算するとUS$250 / US$185 になる。
シャワー&トイレが共同で男子便所が施設内に2カ所しかないYWCAホテルと値段がほとんど一緒。嘘みたいでしょ?
こうして比べてみると、Air BnB で上手に宿泊先を見つければ、格安でラグジュアリー気分を味わえそうだと思えてくる。
メールを何度か交換した様子では、オーナーはすごく優しい奥様だ。フライトが早朝着なのでアパートには朝8時前に着いてしまいそうだが、前日に客がいなければチェックインさせてもらえそうだ。さらに、もしお客様がいらしたら私が確実にお荷物をお預かりいたしますわ、みたいなメールが返ってくるので、ああこれは単なる民宿とはノリが違うな、と痛感させられた。
借りられる部屋には「家まるごと」、「アパート丸ごと」というものから、オーナーの自宅の部屋を一室間借り、果てはオーナーと一緒に寝泊まり、というものまであって実に多彩だ。バックパッカーからラグジュアリーな旅行者までオールラウンドでカバーしているのがすごい。プライバシーが欲しければ検索段階で Entire home/apt を指定すれば簡単にフィルターできるのも便利。レンタルアパートなのでルームサービスは無いし、B&Bスタイルを選ばなければ朝食さえ付かない。(もし希望するなら、逆に朝食付きの部屋で検索もできる) ホテルが提供するサービスがないかわりに、あさごはんは近所のカフェに行こうとか、キッチンがあるからスーパーで買い込んできて現地の食材で夜食を作ろう、とかいう自由度がある。
ちょっとだけ面倒だと思っているのは、宿泊後にレビューを入れなくちゃいけないのがマナーになっていること。
でもこれはeBayみたいなもんだと思えばいいし、TripAdvisorでもレビューを入れているからたいした差ではない。
Starwoodグループのホテルは世界中どこへ行ってもアメリカンスタイルのホテルだ。安心感はある。でもそれは世界中のマクドナルドがほぼ同じ味のビッグマックを提供しているのに通ずるものがある。他方、Air BnB のおもしろさは、ホストしてくれるオーナーさんとの付き合い、旅行先での人とのふれあい、風俗習慣への融け込み、という点だろうと思っている。
さあこれで今年からの旅行がどう変わるのか、楽しみにしていてください。
>> from Milano
先生のお宅へ伺うわけでもないからお土産はなく身軽で荷物をチェックインしてません。なのでロストバゲッジは、なし。
さらに、今回からしばらくエコノミープラスばっかりの旅行だから、COのビジネスファーストがどんなだかも判りません。
つーか、ロストバゲッジしないけど機材変更食らいました。763で飛ぶはずが752に変更。空席まるっきりなし。すし詰め。
タービュランスもけっこう起きて全然眠れなくて、ミラノに着いたらボロボロ。スイスの先生もRickshaw(人力車の英名。先生の赤いメルセデスSLはソフトトップだから、この愛称)をドライブしてきて睡眠不足。昨夜はもう夜8時になかよく寝ました。
さて、ユナイテッド414便の大陸横断はアップグレードされました。 国内線ファーストのミールサービスが変わったよ。

ほら、カート引き出してサービスしてるでしょう? 国内線機材のB752ごときでこんなのなかったでしょ?
今月から朝食メニューでも、コース風にサーブします。最初にフルーツサラダと飲み物、パンが出てきて、メインコース。
味はSFO仕込みなのでそこそこっだったけど、これはコンチネンタル航空側のサービス品質に合わせ始めたのでは?
で、 NYCニューアーク → ミラノ・マルペンサ のコンチネンタルまで、ちいさな757で大西洋横断。
でも新機材でした。トイレもピカピカ。(写真撮らなかったけど(笑))エコノミーでもビデオのオンデマンドがついてます。
シートピッチも5インチだか7インチだか伸ばしてあっったので、5フィート10インチの僕なら足下は充分にひろびろ~♪
エコノミー前方のシートにはもうちゃんと Economy Plus のサインも付いてる。コンチ側でも統合準備は進んでますね。
新機材あるいは新インテリアだと確信した理由のいちばんは、機内の非常時誘導灯が青いLEDになっていて、セーフティ・ビデオに連動して青いLEDがデモ点灯する。なかなか新鮮だった。
アテンダントさんのPAも「ユナイテッド・コンチネンタル44便」って呼んでいたので、もう統合間近だと感じさせられた。
あ、あと、フライトデッキからアテンダントへの指示がコンチネンタル式になったのでせうか?
旧: Attendants, prepare for departure.
新: Flight attendants, please be seated for take off.
こんなふうに変わってました。
ミラノの宿、2010年だかにリノベーションしたB&Bだけあって、ウェブサイトの写真そのまんま。

フルーツ山盛り、オーナーさんが焼いたケーキたっぷり、冷蔵庫に食料びっしり。
これ書いている直前には、ネスプレッソのレギュラー風味コーヒーカートリッジがなくなっちゃった、とおねだりしたら2ダースくれました。とてもいいオーナーさん。やぱしハートのペンダントをお土産に持ってきて正解。(笑)
今日、土曜日はうっすら曇り空で寒い。日陰には雪が残ってる。 でも博士とふたりでドモドモへ行ってきました。

どもども。(笑)
中のステンドグラスは圧巻。すっげー金かけてます。うちで受注したら全部納品するまで軽く50年以上かかります。(笑)
気がかりなのは博士がちょっと風邪気味。ドゥオーモ見学を終えたら宿へ帰ってきちゃいました。で、これ書いてるわけ。
この後、もしせんせいが生き返ったら名物料理のレストランへ出かける予定。明日の日曜日はまったく未定。
それでも楽しく過ごしてます。またブログ記事に仕立てられるように、がんばって写真撮ってくるかんね。
