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BCN(12) - Montserrat by FGC

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カタルーニャ鉄道(FGC: Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya)のエスパーニャ駅は地下ですの。


これから、電車で1時間ほどの場所にあるモンセラートという山にまいりますのよ。

Montserrat = mount saw = 鋸山、ということで、富津出身のあてくしには親しみを覚える地名でしたの。

電車に乗って約1時間。鋸山が見えてまいりましたわ。

海岸っぷちにある金谷の鋸山とは趣が異なりましたの。

山に登るには、ロープウェイか登山鉄道。鋸山とくればロープウェイ♪ とは思ったのですが...

登山鉄道のほうが輸送力に優れていて乗り継ぎも良いということですので、そちらに。
Monistrol de Montserrat (モンセラート修道院前(下?))という駅で登山電車に乗り換えですわ。

駅から山を拝みますと・・・

中腹と申しますよりは、7合目より上のあたりに修道院が見えましたの。これから20分ほどで、あそこまで...。

登山電車にして正解でしたわ。車両も新しく衛生的で、たいへんに快適でしたのよ。一方のロープウェイを拝見しましたら、おもちゃのカンヅメを紐で吊って移動させているような立ち乗り式で、それはそれは、いと恐ろしげでしたの。

「フニクリ・フニクラを謡ったら承知せんぞ!」と脅迫していたスイスの先生、離れておかけになってしまいましたのよ。

やがて登山電車は出発いたしましたの。最初はなんてことない勾配から始まって・・・

自然に囲まれてよい景色♪ と思っておりましたら、途中で山麓の村にある駅で停車後、様相が一変しますの。


車両の右側は断崖絶壁で「岩の壁」だけしか見えず、左側は景色がよろしいものの、深い谷底...。

かすかにラチェットを噛むような音が混ざり始め、勾配が急になってまいります。

すると、単線なのに山から下ってくる編成が見えましたのよ。恐怖ですわ。
でも何のことはない、途中に交換する場所がちゃんと用意されておりましたの。

っつーことは、この登山電車は2編成でやりくりしている単純構造なわけですわね。
同様の構造な、イスタンブールのフェニキュレル(ケーブルカー)を思い出しましたわ。


無事、修道院前の駅に着きますと、やはり軌道のまんなかにアプト式のギザギザ?が増えておりましたのよ。


連結部から何がしかの構造体が見えないかしら?と期待しましたが、ダメでしたわ...。

駅を出たら、目の前は修道院と関連施設に、案の定というか・・・土産物屋。

雲の少ないいいお天気に恵まれましたの。

ここで先生が妙なインスタレーションを見つけてきて、あれを写真記録してきなさい。と・・・

あの、ベンチの上にあるやつですわね。


おわかりになりまして?
3Dというか...大理石の立体彫刻なのですけど、例えば女性の顔は凹んでおりましたの。
2013年献上となっておりましたので、取り付けられたばかりですわね。

さあ、修道院へ入って有名な 「黒いマリアさま」 を拝観させていただくのかしら?と思っておりましたら・・・

スイスの先生、「さあ、昼食へ行くのぢゃ! レストランやカフェの選択肢を調べなさい。」とおっしゃいますのよ...。

まあ、お昼時でもございましたので反対する理由もなく、レストランとカフェの整っている展望施設へ向かいましたの。


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