イスタンブール大学の正門前からたどりついたのが、このおおきなモスクです。
Süleymaniye Camii シュレイマニエ・ジャーミィというモスクで、丘の上にあり大きいので、新市街からも目を引きます。
ここには緻密で素晴らしいステンドグラスがある。と聞かされていたのに、いままで来ることができませんでした。
写真を撮ってると、「ニ゛ャー。」という声とともに足元にスリスリ・ゴロゴロする人が...。Cat person が判るんでしょうか。
かわいい。 耳の後ろ・顎の下・ネコの額の急所3ヶ所をカリカリしてあげました。嬉しくて思わず手がパーになる。(笑)
でも、体格が悪いです。うちの子たちの半分以下の大きさしかありません。 ・・・小柄なネコも好きになりそう ♥
内部はだだっ広い。なんだかやたらに清潔というか・・・ホコリをかぶってない。修復作業が終わったばっかりみたい。
そういえば4~5年前に遠目に見た時は、尖塔が工事の足組で囲われていたから、当時は入場できなかったのかも。
修復されたゆえに、色もカタチもクッキリハッキリで、写真映りも良くて助かります。
天井の幾何学模様・・・きめ細かすぎて床面からだとちーとも判りませんが...。
そして肝心のステンドグラスは、ビジター立ち入り禁止ラインの100メートルくらい向こうに・・・
ブログ画質に落としちゃうとこんなですが、かなり緻密で凄いカラフルであることは、とりあえず撮影できました。
でも・・・プロのデザイナーとしては、間近で見てみたい。
観光警察のスーパーマリオみたいなおぢさんが警備していて、英語が大丈夫だったので名刺を見せて交渉しました。
「僕、ステンドグラスのデザイナーなんです。イスラムの幾何学様式の作品をできるだけ近くで見たいんですが?」と素直にお願いしましたが、モスリムか?と聞かれて・・・仏教徒(ほとんど無宗教だけど)だと答えたら、返事はノー。
残念だけど、信者でないとここから先は入れないんだよ。俺が勝手にルール変えられないんだよ。ごめんね。だって。
そこまで言われたら諦めますが、このステンドグラス群は凄かった・・・パネル1枚作るのに何人で何ヶ月かかるだろう。
とりあえず見ておきたかったふたつのモスクへは入れたし、丘をトボトボ下って、スィルケジ駅前の桟橋まで戻りました。
アジア側だかどこだかへ向かうフェリーが頻繁に出入りしています。
今度はこっちからイスタンブールの新市街を眺めてみると・・・こんな。
ガラタ橋の向こうに丘があって、ガラタ塔が建っています。橋の下にレストラン街があるのも判るでしょ?
お天気は良くなったけど・・・歩き疲れちゃったし、また同じ釣り人だらけの橋を渡って戻るのもつまんない。
イスタンブール・カードにまだ乗車賃が残ってると思ったので、路面電車で一駅だけ、カラキョイ駅まで移動します。
カラキョイ駅から宿までの近道・裏道をテクテク歩いて行くと・・・ またもや 「ニ゛ャー。」というか細い声が...。
か、かわいい・・・。 でもすまん。今、君が食べられそうなもの何も持ってないんだ。ホントにすまない。
身を切られるような思いで、悲しげな 「ニ゛ャー。」 の声で振り向かないように気をつけながらホテルへ戻りました。
橋のこっち側に来たら、曇ってるし・・・。御ネコ様に御食事を献上できなかったからでせうか?
レセプションで鍵を受け取って、部屋の窓からボスポラス海峡ごしにアジア側のイスタンブールを。
向こう岸は晴れてます。 でも、もう今日はたっぷり観光した気分なので、シャワーを浴びてから夕食まで部屋で休憩。
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IST(12) - Süleymaniye Camii
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