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SCL(18) - Kintaro Comida Japonesa (2)

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土曜日の日暮れ時。夕食へ出かける前に、もう一度アンデスが眺められないか屋上へ行ってみたけれど...

午後になったら、雲大杉。アンデスは雲の中でした、またもや残念。

モスキート通りを抜けて、ジェラテリアの前を通り過ぎて、金太郎さんへ到着。徒歩4分くらいかなぁ。

お店の前でアートを売ってる兄さんとかがいたけど... あんまり惹かれない図案でした。

旧市街ってグラフィッティが酷いんだよね。ここ、地下鉄駅前だからなおさらなのかも。

でもシャッター開けたら、内部はキレイ。

予約無しで飛び込んだけど、開店早々はまだ空いていたので無事カウンターに座らせていただけました。

でも... あっという間にテーブル席はいっぱい。さすが週末。

今日もネタはシャケとタコが中心。人気商品のようだし、パタゴニアで良質のものがたっぷり養殖されてるし。

前回はにぎり鮨をいただいたので、この晩はお刺身の盛り合わせにラーメンで〆、というパターンでお願いします。

またシェフさんと雑談しているうちに... 僕のおさしみもキマした!

刺身盛り合わせです。...ここのワサビはアメリカの鮨屋と同じ色だ。そういや、鮨にもワサビが仕込んであったし。

「中央市場でウニ食ったら、すげー青緑色のワサビが出てきたんですよ~」
「え!? あそこ行っちゃったの? ほとんど一軒の店が場内を占拠してたでしょ?」

確かにねぇ。中央市場=ドンデ・アウグスト の様相を呈していたし、ウニは安くてもタラバは高かったけど(それでも米国の半値以下)... シェフにも、ギターで唄う兄さんにも惚れた、というのは話さないでおきました。(苦笑)

で... おさしみでネタを改めていただきましたが、やっぱりサーモンがダントツ。タコも特筆もの。

脂の乗りが違う。アニサキス回避のために一旦冷凍してるんだろうけど、ずいぶん新鮮な感じ。産地直送ですね。

チリに来ているんだから、地酒のワインをいただくことにしました。

Santa Ema Select Terroir Sauvignon Blanc 2014
酸味がシャルドネほど尖ってなく、たぶんステンレスタンクで発行させてるはずのソーヴィニヨン・ブランで。これなら樽香が嫌味にならないから生魚と一緒でも大丈夫だろうと踏みました。予想的中。生臭さを引っ張りません。

ひとりで一本は飲みきれないから、シェフさんへもオススメしたら...
「あたしゃ仕事中は飲らねぇんですよ。」だって。立派ですねぇ。
「S木さんが付き合ってくれますよ。w」
「...え゙っ!? オレ後でクルマ運転しなくちゃいけないけど...」
「まだ時間が早いから、いいぢゃないッすかぁ♪」
かくしてオーナーさんとカンパイ♪ 土曜の週末で大混雑してるのに無理強いして飲ませるなんて、非常識?w

S木さん、お通しを一品おごってくださいました。

サーモンと玉葱のマリネ。火が入ったシャケもコッテリしてる。サッパリ系の白ワインにはピッタリ。

ナパのソーヴィニヨン・ブランだと青臭い仕上がりを警戒するけど、チリの名産地マイポのものは大丈夫。

この葡萄品種のアロマはよくグレープフルーツにたとえますが、むしろ梨や青林檎みたいな風味でした。

で、ラーメンなんですが... シェフさんの手打ち麺を使った特製ラーメン Ramen Especial がもう売り切れ!(泣)

旦那をなくして奥さんが続けている製麺所から仕入れてるという麺で「普通のラーメン」を造ってもらいました。

やっぱし、麺はイマイチかなぁ...。あと、脂がすごく無い。少ないんぢゃなくて、ほとんど無い。

こんだけアッサリしたラーメンも珍しいかも。でもシェフが毎朝仕込むという鶏ガラの出汁はしっかり出ていました。一口いただいた印象は端的に表現すれば『昭和のラーメン』でした。背脂ギトギトと正反対な、素直な美味しさ。

次回こそ『らーめん・えすぺしある』をいただきに参上仕りたいと存じます。

その後、カウンターには南米諸国をグルグルと行商して廻っている商社マンさんとかがいらしていました。サンチアゴを訪れる日本人にとって貴重な「純日本」なレストランといった位置づけでしょうか。

おさしみにラーメン、白ワインで出来上がったところで「また伺います!」とお伝えして退散いたしました。
ユナイテッド(ホントはコンチ)お願いだからイスタンブール線みたいに、あっという間に廃止しないでね...。


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