アパートの向かい側にあったのは、バーガーキングと... この La Payuca というステーキハウスです。バーキンで Whopper がいったいどんなことになっているのか見てみたい気もしましたが、やっぱステーキだよね。せっかくアルゼンチンまでやってきて、いきなりセントラルキッチンの挽肉食べてたら馬鹿だよね...。
ここ、正午から開店してくれる貴重な店でもあります。なんたってアパートの反対側で、横断歩道を渡るだけ。
もう立て看板が出てますが... 正午から昼飯というのは、たぶん我々にとっては午前10時半にランチの感覚?
結果的に、み~んな素通りしていきます。ここんち、平日限定で現金払いオンリーのお得なメニューがあるの。メヌ・エフェクティヴォという、直訳したら「現金コース」というベタな名前で、$96と$86のコース。
・・・どうです。このドル記号だとビビるでしょう?(笑)
でも実際は米ドル換算で12ドルと10.75ドルのお安いコース♪
頼む気はなかったけど、内容を聞こうとしたら「今日は祭日だから無いわよ」だって!?
この時点まで、この金曜日が『国旗の日』だかの祭日で3連休だとは知りませんでした...。(汗)
おかげでこの後はやたらとお店が休みにぶつかる。寄ってみようと思った店が半分以上休み。(泣)
さて、もう入店しちゃったし、ここで早めにさっくり食べないと、豪華なディナーが食いきれなくなる...。
広々としたお店の入口寄り3分の1あたり、壁際に座らせてもらいました。100人以上入る店で、客は僕だけ。
閑散とした中でたたずむ、おひとりさまのDQNなチーノ(東洋人はみんなChino)に見えるでしょうね...。
でも、お金を落としていくならみんなお得意様。(笑) さっそくパンとバターがキマした。
パンが... コッペパンみたいな外観。
食べたらコッペパンよりずっとマシだけど、特筆ものに美味しいというほどでもない。
カトラリが「をれはやるぜ!」という勢いをはらんでいる、いかにもステーキ専用っぽいセットです。
黒いナプキンにカウハイド(牛革まま)のテーブルクロスならぬ、テーブル革。
この後経験するんだけど、今回はRelais & Châteaux加盟店ともう一軒以外、行く店行く店が革敷きテーブル。
で、メインコースまでの注文を終えたら、さっそくステーキ用のソースがキマした。
ペッパーっぽいサルサと、手前がチミチュリ(Chimichurri)というサルサの2種で、どこへ行ってもこればっか。特にチミチュリはパセリ、ガーリック、パプリカ等をすり潰したり刻んだりして混ぜてあって、これはプチ苦手。聞けばサルサ強盗ってこのソースぶっかけるらしいけど、ニオイが染みついてトラウマになりそうに凄い。
お飲み物は順当に、赤ワインがマルベックで、水は炭酸水です。
Un copa de Malbec de la casa A glass of House Malbec ($39), Agua con Gas Sparkling Water ($24)
やっぱりドル記号だとビックリするでしょう?実際はワインが一杯5ドルで水が1本3ドル。安いよね。
ここまでで、テーブルの上はこんなになってます。
ワインをチビチビしながらパンをかぢって、最初のお皿が来るのを待ちます...。
間がもたないから、周りのテーブルとか写してたり。
う~ん、それにしても、ちっ~とも他の客が入ってこないな。正午に食事するのってかなり外してるかな...。
で、実際はそんなに待たされずに、サラダがキマした♪
Ensalada de Rúcula Rocket Salad - Rocket, parmesan cheese and garlic($65.00)
ルッコラのサラダ、パルメザンチーズとガーリック
・・・って書いてあったから頼んだんだけどさぁ、なんとなく想像してたのとビミョーに間違ってるみたい。
こんなシュレッドしてフニフニのパルメザンって見たことないんですけど。多分アルゼンチンの国産チーズだ。この国って食糧自給率が異様に高くて小麦なんか350%以上まで逝っちゃってて、チーズはカマンベールだろうがブリーだろうがゴーダだろうが、みーんな国産。だけどこのパルメザンは予想外のテクスチャでした...。でも、イッパイ乗っかってるし、オリーブ油とビネガー振りかけたらガーリックもどっかに潜んでました。よくかきまぜて食べたら当初の見かけでガッカリした内容ほど酷くはなかった。ごく普通においしいルッコラのサラダ。
で、サラダを退治している最中に、にくがキマした。
Bife de Lomo 1/2 Half-size Tenderloin Steak ($130)
切り出し方が違うので単純比較不能ですが、ロモという部分はテンダーロインからフィレミニヨンに相当です。ハーフサイズってどのくらい?って聞いたら、300グラムって言われました...。フィレ部位のロモではなく、ビフェ・デ・チョリソ(サーロイン相当)だと、ハーフが400グラムくらいだって...(汗)
ほこほこに湯気が上がってるの、見えるよね?
しかも2ピースに分かれて出てきました。どうして?とは思ったものの、別に味がおかしいわけでもなかった。
ぽこ・えちょ、というミディアムレア相当の焼き加減で頼んだら、まさにミディアムレアでした。
しかも赤身の肉でこれだけムラのない火通し。・・・まさかレンジでチン後にバーナーで焦げ目か?(笑)
個人的にはもうちっとレアなほうに偏っていて欲しかったけど、充分にやわらかだし、美味しいです。
あ、携帯本膳持ってきたけど、一緒に写すの忘れた...。
結局、サルサは持参したサルサ・デ・ソヤ(笑)だけを使って、醤油バター風味でいただきました。
脂が少なめな赤身肉なので、こんだけの大きさだったらナイト・フライトの後でも完食できます。
赤ワインをすすりながらステーキ。というアルゼンチン到着後いきなりベタなお食事で、もう満腹。
Helado Ice cream ($40) デザートはアイスクリームを2ディップもらいました。
下がご当地スペシャルなドゥルセ・デ・レチェ Dulce de Leche、上はバニラアイスです。どっちもコッテリ系。
う~ん、レモンソルベとかのほうがいかったかな?とプチ後悔しつつ、コーヒーをもらって終了。
Cafe Americano Coffee ($20)
あんまり濃厚なのではなく普通のが良くて、カフェ・ラルゴぽるふぁぼーる、って頼んだら... アメリカーノだ。
事実上どっちでも同じようなもんだから文句ありませんでしたし、これでもまだ濃すぎるくらいでした。
結果、Cubierto (テーブルチャージ:席料)が$18で、合計$336のお会計がキマした。一瞬ビビりますた。(爆)
実際は1USドルが8ペソだとして42米ドルですから、この内容だったら充分にお得ではないでしょうか?
La Payuca
Av. Santa Fe 2587, Arenales, Buenos Aires 3443
+54 4823-9330
www.lapayuca.com
Hours: everyday 12:00 to Late
Menú Ejectivo (cash lunch): weekdays 12:00-15:30
Mate-Bar: 16:00-19:00
その後、スーパーで買い物したり、サンタ・フェ通りの店で開いているところを冷やかして、もう日暮れ時。
夕焼け空になったところで、ベランダでのんびり。・・・写真の彩りにフルーツ盛りも連れ出してみました。(笑)
でも、ここでフルーツをつまんじゃうとディナーが食べきれなくなるのは必至だから、ぐっと我慢。
やがて、本気で日暮れ時に。
もう午後6時半くらい。そろそろおめかしして、ディナーに向かわなくちゃいけません。
毎年おなじみの Relais & Châteaux 加盟店ですが、今年は歩くのがおっくうなので、タクシーを拾いました。